イヌ・ネコの健康医療相談

ゴールデンレトリーバーの胃捻転を予防するのに、食事台の高さは関係ありますか

飼い主からの相談に専門の獣医師が回答します

ハル(質問主)


犬アイコン 犬 6歳 オス ゴールデンレトリバー

体重:28kg

飼育歴:5年4ヶ月

居住地:北海道旭川市

飼育環境:室内

「食事台の高さ」と「胃捻転」の関係について、ご意見をお聞きしたいです。

我が家では、胃捻転の予防のために1年前から食事を与える際、食器スタンドを使用し、ご飯が肩くらいの高さにくるようにしています。

しかし今日、改めて胃捻転について調べると、
「以前は高い位置での食事が予防になるとされていたが、今は逆にリスクを高めることがわかった」と書かれたサイトを複数見つけました。

そのサイトには「何がどうだめなのか」が具体的に書かれていなかったため、こちらでお医者様にお伺いしたく質問させていただきました。

うちの犬は食後に必ず大きなゲップをします。これはスタンドを使う前と後で変わりはありませんでした。

今少し心配なことは、水を飲んだ後によく「カァッ」とえずくこと(何も吐かない)と、早食いなことです。

本当のところは、食事台の高さはどうするのが1番よいのでしょうか。
ご回答よろしくお願いいたします。

日時2018-10-01 18:04:20

専門の獣医師からの回答

大型犬の胃拡張・捻転症候群(GDV)は、飼い主さまにとっては心配なものの一つだと思います。最近は小型犬でも時折見られます。中年から老年にかけてみられることが多いGDVですので心配ですね。GDVの予防のために食器スタンドを肩の高さ?で使用されているようですが、まずはGDVの予防にはならないと思います。我が家にも大型犬がいますが、はじめは床に置いた食器から食べさせていましたが(水は今でもそうしています)、3年位前から特製の食器台を作成しました。食べる時に通常の立位状態で鼻先を45度位さげる程度で、高さは30cm位(根拠はなく、食べやすいかなぁと思った高さ)です。ただし、何のためにその食器台を作成したかというと、高齢の大型犬で時折みられる食道炎など少しだけ念頭においたもので、本当に効果があるのかはわかりません。GDVはご存知のように、多量の胃からの排出が遅い食餌と水の多量の摂取と摂取後の運動(ゴロゴロする行動を含む)、ストレス(ストレスによりさらに飲水量が増えます)、犬自身の問題(体型的、性格的、年齢的など)などと言われています。そのことは経験的にも納得できますが、それ以外の食器台の高さについては、そのように書かれているネット情報があるだけで、しっかり検討した文献はないのではないでしょうか(あったとしても未だ検討の余地があるもの)。ドライフードを食べた後、胃から完全に排出されるまで10時間以上かかります。そのことを念頭に、一度に多量のドライフードを与えないようにして、日中運動させる日は朝の食事を早めに少なめにするなどの対応が一番で、食器の高さは食べやすいためにという程度に考えてはいかがですか。推察すると、食器を高くすることで食べやすくなり、早食いを助長するということからの食器を高くすることはGDVには良くないと推測していると思いますが、私は懐疑的です。一度、食器をしたに置いた時と食器台の時で食べる時間にどれだけ違いがあるか、測定してみてください。時間はさほど変わらないと思います。

日時2018-10-03 08:51:46

 
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