イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

アズキン(質問主)


猫アイコン 猫 2歳 メス 雑種

体重:3.4kg

飼育歴:0年1ヶ月

居住地:東京都杉並区

飼育環境:室内

7月半ば保護施設から預かり、トライアル期間2ヶ月目に入った2〜3歳のメス猫です。保護前は団地の自転車置き場の荷台カゴの中にずっといた子猫だそうです。健康診断では全て陰性、2回の3種混合ワクチン接種も終了しています。

猫が嫌いで保護施設ケージから数ヶ月出ないという前歴あり。先住猫のいない環境に置きたいということで、見かねて我が家で預かり観察を引き受けました。極度の怖がりで殆どをジッとして過ごすので大人しい猫と思われていましたが、ここへきて安心したこともあり少し活発化、自由に動くようになったのは良しとして、保護部屋入り口の1.2メートルある格子のゲートをよじ登って脱出したり、吹き抜け階段途中から飛び移ろうとして階下へ落下、骨折を心配して馴染みの動物病院でレントゲンを撮ってもらいました。爪が折れて出血しただけで骨折はしていなかったのですが、レントゲン写真をみる限り両股関節のハマり方が緩いと言われました。後でネットで調べたところ「股関節形成不全症」というのでしょうか?

先生曰く「両太ももなど脚の筋肉はしっかり形成されているのでこのままでも大丈夫」ということなのですが、このままで活発に動いたり歳をとっても何か支障はないものなのでしょうか?
実は落下事故が起きる前から、病院へ連れて行く時はレントゲンを撮ってもらおうと考えていました。といいますのは日頃の動作を見ていて、まだ若い猫なのにジャンプをしたがらない、というか、わずか4〜50センチの台に上がる時もまず前足を掛けてからヨイショという感じで上がるので、おかしいな?と思っていたからです。猫のしなやかな跳躍を見たことがないのです。
それでも高いところに上がりたがるし、怖ければ逃げようとジャンプして飛び降りるので、もし股関節形成不全症などという障害があるなら、この先もしたいようにさせておいて構わないものかどうなのか?(と言ってもケージに閉じ込めておくわけにはいきませんが。)

もし手術で改善の可能性有りなら、少しでも若いうちにした方が良いものなのかどうか、その辺もお聞きしたいです。
跳躍の疑問以外は、小柄で食は細いものの何でも食べますし、今のところ別段健康的な心配は見当たりません。
慣れて甘えるようにもなってきてて、また猫沢山の環境に返すのも忍びなくこのまま家に置く可能性大の子です。

どうぞよろしくお願いします。

日時2018-08-23 15:25:22

専門の獣医師からの回答

まずは猫を保護施設から引き取られたことに感謝申し上げます。

股関節形成不全は大型犬に多く、猫では稀です。猫の股関節形成不全では症状として、うさぎ跳びのような歩行、腰を振って歩く、運動を嫌がる、座り方がおかしいなどの症状が見られます。
通常、犬の股関節形成不全はレントゲン写真によりノルベルグ-オルソン角を計測し判定します。この角度が少ないと股関節形成不全が疑われます。ただ、レントゲンの取り方が悪いと(捻じれ、足のポジション)過大、過小評価の原因になります。また、猫では犬と比較しノルベルグ-オルソン角が小さい傾向にあると言われていますので注意が必要です。
股関節形成不全であれば股関節脱臼のリスクが高くなりますし、経過とともに股関節関節炎などが生じます。もし上記のような症状があるようならば、整形外科を専門とする病院で診察を受けることをお勧めします。股関節形成不全の程度にもよりますが、すべての動物が症状を呈するわけではなく、軽度の症状ならばサプリメント、抗炎症剤などで様子を見ます。外科手術の対象となる動物はかなり重症例です。文面では歩き方などの異常については記載がないので、股関節形成不全があったとしても軽度の可能性もあります。症状が無く、あまり猫ちゃんにストレスをかけたくないならば、年に一度くらいのレントゲン検査を受けて経過を観察されてはいかがでしょうか。

徐々に新しいお家にも慣れてきている様子ですね。大切に飼ってあげてください。




日時2018-09-01 16:47:48

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
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