相談・獣医師回答・コメント
おるさ(質問主)
猫 8歳 オス 雑種
体重:7kg
飼育歴:6年8ヶ月
居住地:東京都品川区
飼育環境:室内
経緯
今月16日夜9時、娘が彼を持ち上げた際、洗面所の出っ張り部分に彼の頭をぶつけてしまう。離れた場所に居た私にもよく聞こえる程大きなゴンッという音がして、娘も出っ張りに気付かず勢いよく持ち上げてしまったとのこと。彼はぶつけた際特に鳴かず、その後もご飯を食べ、幸い吐きもせず普通にしてましたが、頭なのでどうにも心配で夜間救急病院を受診、触診、神経系の動きをチェックして下さり現時点で問題はなさそうだか一応48時間様子を見て下さいと言われ帰宅。
経過
当日夜間病院帰宅後2回ほど続けて胴体部が震えたので兎に角心配な日々を過ごしています。あとやたらと毛繕いが増え、いままでは見られなかった頭がピクピクッと前後に震えるチックっぽい動きが時にあり心配です。あと最近大好きな窓辺パトロールをせず寝てる事が多いのが気になります。その他食事、排泄、歩き方は現在特に問題はありません。
質問
今日で1週間目になりますが、それくらい経てば殆ど脳内へのダメージの心配はないと考えて大丈夫でしょうか。人間にも見られる慢性硬膜外血腫などの様に、数日〜数ヶ月経て症状が現れる可能性もありますか。日中は仕事で不在にする事が多いので尚更心配です。
又今後どの様な症状に注視して様子を見れば良いかもアドバイス頂けたら幸いです。
ご返信よろしくお願いいたします。
2018-05-22 11:28:30
専門の獣医師からの回答
動物への衝撃は、人の体重を考慮すると、相当な運動エネルギーであったと想像します。
通常、この場合の障害としては、頭部と頚部が要注意部位と考えます。頭部の急性障害については現在、行動が若干変わったかもしれず、未だクリアではないと考えます。
一方頚部の障害は、痛みや歩行障害が無い点から、おそらく問題ないのではと考えます。いずれも診察時の、「神経学的検査」結果が重要と考えますので、主治医の先生にこの点を確認しておくと良いと考えます。また、頭部外傷の場合、受傷後半年後くらいにてんかん発作が出る場合があります。
以上のことから、よほど心配されているならば、頭部と頚部のMRI検査を受けられることをお勧めします。主治医の先生とよくご相談になり、ご決定ください。
2018-05-27 18:46:14
おるさ(質問主)
お忙しい中返信ありがとうございます。
ぶつけてから12日経ちました。
以前より過敏症の様な背中の波打ちが多くなった他は普通に過ごしています。再度質問の程よろしくお願いします。
1️⃣夜間病院では触診、歩き方、目の動き、首の動き、を確認して頂きましたが、これらは先生の仰る「神経学的検査」に該当しますでしょうか。
もし該当したもしても近日かかりつけ医を受診し「神経学的検査」をして頂く方が良いでしょうか。
2️⃣もしMRI検査を受けるとしたら早ければ早い方が治療効果的にもベストでしょうか。
3️⃣頭部外傷におけるてんかん発作を発症する確率は高いでしょうか。
ご多忙のところ恐縮ですがどうぞよろしくお願い致します。
2018-05-27 20:53:58
専門の獣医師からの回答
ご質問ありがとうございます。
1.おそらくそれが神経学的検査と考えられます。
2. 検査の時期はやはり早い方がいいと思います。もしも外科的な処置が必要な際には、処置を考慮しやすいと思います。逆に神経学的検査結果で、検査は必要ないと言われるかもしれません。詳細な診察が一番重要です。
3. 正確な数字がありませんが、それほど高確率ではありません。
以上、ご検討ください。
2018-05-28 14:05:47
おるさ(質問主)
先生、分かり易いご返答ありがとうございます。
しつこくて申し訳ないのですが、もう1点だけ質問をお願い致します。
1️⃣一番仲良しの娘曰く、日に数回、寝る体勢に入る前に、顔と頭が前後に震える軽い痙攣の様な動きをすると言います。よくある寝てる時に起きるピクピクではなく、以前にはなかった現象とのことです。この場合
早めにかかりつけ医を受診し、今一度「神経学的検査」をして頂き、判断を仰ぐのが最善でしょうか。
若しくは、もう暫く様子を見てからでも良いでしょうか。と言うのもエイズキャリアなので、通院然り、極力ストレスをかける事は回避したくその判断すら悩むところです。
あれやこれやと日々案じているよりもMRIを撮って頂き、何事もないと分かれば一番なのですが、検査施設までの移動時間、全身麻酔下、等の条件を思うとなかなか踏み切れずにおります。
このまま何事も変わりなく元気でいてくれれば、と心から祈るばかりです。
先生、何度も恐縮ですが、どうぞよろしくお願い致しますm(__)m
2018-05-28 17:07:58
猫がエイズであるために色々なストレスを避けたいという状況は、理解できます。そもそも猫の神経学的検査は犬に比較して理解しづらい、誘発しづらい点が問題点です。このため、この先の猫の性格と行動を注意して見ていくことが重要かもしれませんね。ご検討ください。
2018-05-28 17:22:09
おるさ(質問主)
再三に渡る質問に答えて下さりありがとうございます。
実は昨年末もアクシンデントで腰回りを傷め、年明けまでの2か月ほど通院し、強めのステロイド注射を十数回打ち、心身への負担も大きかったと思われ、そして又新たなアクシンデント、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今後も在宅時は可能な限り、顔と頭のビクッという震え含め、引き続き彼の言動を注視していきたいと思います。
定期的に行っている健診でかかりつけ医を受診した際、先のアクシデントについても相談してみます。
先生、お忙しい中ありがとうございました!
2018-05-28 17:57:23
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