イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

犬子(質問主)


犬アイコン 犬 6歳 メス 雑種

体重:14.7kg

飼育歴:6年2ヶ月

居住地:岡山県岡山市東区

飼育環境:室内

犬の皮膚トラブルは、なかなか初期では原因も予後も診断できにくいと認識しているところですが、一般向けの本や健康相談では、おそらく責任回避のためか、「異常を見つけたら、なるべく早く獣医師に…」とあります。
私は比較的早期に異常を発見するのですが、「なるべく早く…」に従い病院に連れて行くと、「この程度のことで来るの?」という反応をされてしまいます。

本日、愛犬が脇の下を執拗に舐めていたので見ると、直径8㎜ほどの湿疹になっていました。小さな丘疹が集まったような感じで真皮が露出したように赤く湿った患部です。(写真)
その近くに、同じような5㎜ほどの湿疹の患部と、3㎜ほどの瘡蓋のような乾いた患部もありました。

本日はシャンプー(4週毎に自宅で)の予定でしたが、人間的には患部にしみるのではと思って見送り、かかりつけの先生が、ケガでもイボでもとにかく皮膚トラブルのときに処方されるパナログ軟膏を塗りました。
このようにして経過をみて、悪化したり、改善がないなら診てもらおうと思いますが、
(1)経過観察の期間としては概ねどの位の日数でしょうか?
(2)観察は患部の広さや色などの様子の他に、全身状態を含め、どのようなことに着目すればよいでしょうか?
(3)現在のような皮膚トラブルがあっても、シャンプーしてよいでしょうか?自宅シャンプーは6年以上継続中で上達しており、これまでもシャンプー後のトラブルはありません。
(以前、シャンプーを控えて受診したところ、先生から、体洗わないのですか?、というような不潔だから病気になるみたいなことを言われたので、シャンプーしてから受診したいです。)

多分、痛みやかゆみがあるので、犬が舐めていたと思いますが、舐め続けるわけではないので、あまり強いかゆみではないと思います。
また、全身に同じような患部は他にありません。
これまで、犬に持病やアレルギーはなく、最近なにか変わったものを食べさせたりはしてません。
散歩コースは草花が多いですが、市営の公園なので害虫の防除はしっかりできており、犬がくることを前提に薬品散布の告知もしてくれており、その間はゆきません。他の犬も多く訪れます。

【追伸】
3日経過しました。朝夕にパナログを塗っていたせいか、自然経過かわかりませんが、赤く湿った患部に薄い膜が張ったようになり、少し枯れてきた感じです。まだ赤さはありますが、かゆみ等はないようで、犬は気にしていません。
脱毛、膿、フケ、落屑などはありません。
しかし、周辺に、当初に発見した他2か所以外にもカサブタや枯れた跡、色素沈着など、人間の掌大に同じようなことが起こっていたようです。

できれば、
(4)今後の受診の要否(すべてが枯れて病勢が収まったように見えた場合)、わざわざ受診するか、この件だけでも受診するか、急ぐか、機会のときでよいかなど。
(5)生活上や観察の留意点
について教えていただければ幸いです。

どうかよろしくお願いします。

日時2017-11-11 17:08:53

専門の獣医師からの回答

2枚目の写真は解り難いのですが、1枚目の写真からは膿皮症を起こした皮膚をイヌが自分で舐めたために悪化した病変のようにも見受けられます。
一般的に、膿皮症の背景には外部寄生虫(ノミ、ダニ、毛包虫など)や過敏症(アトピーや食物アレルギーおよび接触過敏症)、および内分泌疾患(甲状腺機能低下症や糖尿病および副腎皮質機能亢進症)などが関与していると言われています。 ご相談内容と添付いただいている写真からさらに診断を絞り込むことは難しい状況です。
 ここからはご質問の順番に沿ってお答え致します。
1) 経過観察期間を何日にするのが良いかは、原因と症状の程度によって異なりますので具体的な日数をお答えすることは難しいのですが、一時的な炎症であれば2~3日で患部の赤みが引いたり滲出液が減少して明らかに乾燥して来ます。そのような傾向が見られない、周囲に広がる、炎症による赤みが強くなる、といった場合は早めに診察を受けられると良いでしょう。
2) 経過観察のポイントについても、原因や背景にある疾患などにより異なります。写真の印象からは、毛に隠れて周囲に病変が広がっていないか患部とその周囲の毛を刈ってみる必要がありそうに思われます。注意して周囲も観察してみて下さい。
3) 皮膚への二次的な細菌感染や汚れが症状を悪化させることも多々ありますので、色々な皮膚疾患の予防と治療にシャンプー療法が行われています。基本的には、自宅でシャンプーをされることは悪くないと思いますが、膿皮症による細菌感染が毛に隠れて周囲にも広がっている場合は、病変の周囲まで毛を刈ってから適切なシャンプー剤で洗うほうが良いと思います。 皮膚病の診察の際には、シャンプーの直後や、直前に外用薬を塗布して受診されますと、患部の様子が変化したり、病変部からの検査材料のサンプリングにマイナスになることがあります。受診直前のシャンプーや薬剤の塗布はお控えください。

以上の回答をアップする時点で「追伸」を拝見しました。
4)まだ赤みが残っているようであれば、一度診察を受けられたほうが良いと思います。
5)についてコメントするには情報が足りませんので、先ずは受診される病院でご確認下さい。

日時2017-11-16 01:19:12

犬子(質問主)


ご丁寧なご回答をありがとうございました。
昨日(5日経過時点)、薄い膜が張って治りかけていた部分が、悪くはなっていないようですが、水泡が破れたような感じになっていました。4日目の夜~5日目の朝にかけて水泡が形成されていたのかもしれません。
快方には向かっていますが、本日夕に再度薬をつけ、明日(1週間経過)朝は何もせず薬用シャンプーを自宅で行いたいと思います。
受診は来週(20日)以降にします。

日時2017-11-16 10:40:36

犬子(質問主)


ご親切な回答をいただき、ありがとうございます。
にもかかわらず、診断しにくくなるとご指摘のシャンプーを行います、という返事をして、申し訳ありません。
すでに数日、薬を塗っていましたし、快方に向かっており、かかりつけの先生が気難しいことから、綺麗な状態で受診しないと…と思ってしまい、予定通り、ノルバサンシャンプーで洗いました。
幸い、すっかり良くなったので、受診はもうしばらく、再発や多発がないかをみてからにします。
不安な中で、ご回答は分かりやすく、とても助かりました。
かかりつけの先生との関係からは、愛犬も年令を重ねますから、もっと相談や受診のしやすい別の先生を探した方がよいかもしれません。

日時2017-11-20 20:13:50

 
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