イヌ・ネコの健康医療相談

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ニナ(質問主)


猫アイコン 猫 6歳 オス 雑種

体重:5.3kg

飼育歴:6年0ヶ月

居住地:香川県高松市

飼育環境:室内

6歳になるオス猫で生後半年で去勢しました。食欲旺盛で食いしん坊です。 
生後1年くらいから体がかゆいのか季節に関係なく手足の付け根、おなか、背中、指の間などいろいろいなところを舐めたり噛んだりして舐性皮膚炎になってしてしまいます。
今はステロイド(デカドロン)を処方されています。薬を飲むと症状は改善し飲むのをやめるとまた舐めて再発してしまいます。そのため1日から1日半おきに薬を飲んでいます。
かかりつけの獣医さんは原因を特定する事には消極的で
検査してわかるのかどうかもほとんど話してくれません。
薬を飲み始めてもう4年くらいになりますが、猫はステロイドに強いから大丈夫と言うだけです。
薬に無知な私にはステロイドに強いと言われてもどのくらい飲み続けても大丈夫なのかわかりませんし獣医さんも答えてくれません。
猫もまだ6歳と若くこれから先もずっとステロイドを飲ませ続けることはとても不安(恐怖)なのです。
獣医さんの言うようにこのままステロイドを飲み続けてもだいじょうぶなのでしょうか。
薬の量を減らすため1年前からは1回に0.25mgを飲ませています。それまでは3日に1回0.5mgを飲んでいました。
薬の間隔は最低1日あければいいと言われていますが、できるだけ間隔をあけるようにしいてます。
ですがきちっと周期を守った方がいいのかもと思ったりもします。というのも皮膚炎までにはいたらなくても舐めて毛がうすくなったところが回復しているようには見えないのです。薬の間隔をあければ舐める回数も増えるのでこのままでは全身薄ハゲになってしまうのではと心配です。
今の状況からいえば1日おきに薬を飲ませてあげたいのですが薬の量も増えることになり悩んでいます。

舐めているのをやめさせようとしたり薬の間隔をできるだけあけようとずっとそばにいることもありますがそのことは猫にとってよけいストレスになっているかもしれません。
でもそばにいないと舐めすぎて毛が抜けてしまったり血がでたります。とてもかしこい猫で「舐めちゃダメ」という言葉を理解していて、落ち着いているときは声をかけると舐めるのをやめられますが、かゆくてしかたがない時は辛そうな返事をしながら舐め続けてしまいます。見ている方もとてもつらくなります。
なんとかしてあげたいのですがどんなことでもかまいませんので助言できることがあればお教えください。

その他の疾患として尿素窒素とクレアチニンがやや高く腎臓疾患があるかもしれません。あと肌が弱いのかノミ取りのレボリューションをつけると薬をつけたところの毛が1週間くらい薄くなります。
それからみんなもと捨て猫や野良ですが12歳メス、10歳メス、5歳6ヶ月オスときょうだいのメス猫1匹がいます。すべて室内飼いで5匹の中では一番強い立場だろうとと思います。

よろしくお願いいたします。

日時2017-10-05 10:04:51

専門の獣医師からの回答

生後1年くらいから季節に関係のない痒みがあり、これまで4年間くらいステロイドによる治療を受けておられるとのこと。経過と症状からは、やはりアレルギー性皮膚炎が疑わしいと思われます。なかでも、季節性がないとすると食物や季節に関連がない物質に対するアレルギーの可能性が疑われるところです。
原因を特定する方法としては幾つかありますが、正直なところ容易ではありません。季節性がないとのことですので、先ずは「除去食試験」からご説明します。これは、1種類の蛋白源(鶏肉や決まった魚などの特定のもの1種類)と炭水化物(お米など)を1対3で調理した自家製の食事だけを、最低1ヶ月続けるものです。この間はオヤツなど一切他のものを食べないように、また薬も出来れば休薬して痒みや皮膚の状態を観察します。1ヵ月から1ヵ月半ごとに蛋白源の種類を変えて、食べてよいものと悪いものを見つける方法ですが、長期に繰り返す場合は、栄養バランスに配慮する必要がありますので、主治医に相談しながら進めてください。猫のアレルギー検査としては最も信頼性が高い方法といわれていますが、残念なことに現代の猫たちはこの自家製調理食を中々食べてくれません。また、同居猫がいる場合は他の猫のフードの匂いがすると食べてくれないことが多いようです。数日頑張っても食べてくれないときは、動物病院で選んでもらったアレルギーの猫用の療法食を順番に試してみるのが一般的です。
その他には、「皮内反応試験」や「血中抗原特異的IgE検査」があります。皮内反応試験は、猫の皮膚の皮内に様々なアレルゲンをごく少量注射して腫れ具合を評価するものですが、実施施設が限られますので、動物の皮膚科診療に力を入れている施設に検査可能かどうか事前に尋ねる必要があります。血中抗原特異的IgE検査は、採血した血液を検査施設に送付するだけのものですで、検査費用に問題がなければ検査は大抵の動物病院に依頼できると思います。ただし、検査結果の解釈については注意が必要ですので、検査の方法だけでなく、予想される結果とその解釈について事前に説明を受けておかれると良いでしょう。
 ステロイドの長期投与ではやはり副作用に注意しなければなりません。現在のステロイドの量はさほど多い量ではありませんので、かなり配慮しておられると感じますが、現在の量で3日に1回程度までは減量できると良いですね。さらにステロイドを減量する方法として、他の薬剤の併用や、抗原特異的減感作療法、食事療法があります。併用薬としてはシクロスポリン(アトピカ)という免疫抑制剤や抗ヒスタミン剤が一般的です。これらの併用によってステロイド剤の減量や休薬が可能になると良いですね。食事療法については先に書きましたが、抗原特異的減感作療法はやはり実施施設が限られますので、関心がある場合は主治医に相談のうえ実施施設を紹介してもらうのが良いでしょう。
 そのほかに何かしてあげられることとしては、ダニやフードの粉などのアレルギー物質の除去のために、寝床の敷物やぬいぐるみなどの洗濯や交換をするのも良いでしょう。
 また、尿素窒素とクレアチニンの値が少し高いとのことですが、猫にとって腎機能は寿命に関わる重要なものです。ステロイドの長期投与では糖尿病や肝機能に注意が必要ですが、腎機能を含めて年に数回の血液検査などの健康チェックをお勧め致します。

日時2017-10-08 15:45:56

ニナ(質問主)


いろいろな助言ありがとうございます。
かかりつけの先生とも相談しながらまずはできるところからやってみようと思います。
現在の薬の量では3日に1回はなかなか難しいです。
月に数回ほどは3日に1回ということもあるのですが、その次が2日に1回になってしまったりします。今のデカドロンは最小が一錠0.5mgなので半分に割って与えています。完全には同じ量にできないので多少薬の効き具合がことなるのかもしれません。現状では月に6錠から7錠なのでだいたい2.5日に1回くらいまでは減量できているかなと思います。これからもできるだけ間隔はあけるように頑張ってみます。またわからないことがあれば質問させていただきます。
本当にありがとうございました。

日時2017-10-08 22:55:36

 
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