イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

もも(質問主)


猫アイコン 猫 3歳 オス アビシニアン

体重:3.9kg

飼育歴:2年8ヶ月

居住地:愛知県名古屋市千種区

飼育環境:室内

家に来た3か月から現在の3歳まで慢性的な下痢(時々血便)です。体重は3.9㎏で筋肉質、痩せてはいません。
初期症状は、軟便と時々の血便のみで嘔吐は無し。食欲は旺盛で、体重減少もなし。そのため、主治医と話し合い、猫にとって負担となるバイオプシーをしてまで、病名の確定診断に進む必要は、この時点では無いということで合意しました。他にも、寄生虫は問題なし。エコー検査・レントゲン検査で腫瘍等は無し。血液検査は好酸球値が高い以外問題なし。
食事はロイヤルカナンの消化器サポート、セレクトプロテイン、ウェットフード

これまでは、通常の下痢治療のみで、下痢はなかなか改善されず、最近は便の状態がより緩くなり、1日3~4回排便、水を飲む量が増えたので、ステロイド少量を処方されたのですが、症状は改善されず、薬の量を増やしました。それでも下痢はなかなか改善されません。このままステロイドの量を増やし続けても大丈夫でしょうか?
主治医には、バイオプシーのために内視鏡を使う場合、全身麻酔をかける必要があるが、確定診断ができるとは限らないと言われました。
今後どうしたらよいのでしょう?


日時2017-08-27 01:25:41

専門の獣医師からの回答

慢性の難治性下痢となると、慢性腸炎や低悪性度のリンパ腫をはじめ、いくつかの鑑別が必要です。
好酸球増多症が認められたことから、アレルギー性腸炎や好酸球性腸炎などを疑ってステロイドが処方されたものと思われます。
ステロイドを投与しても症状が改善しないとのことですが、免疫がらみの腸炎の場合でも、中途半端な量のステロイドでは効果が得られない場合もあります。
ステロイドの投与に関しては、猫は他の動物に比較してステロイドの副作用が少ないのですが、高用量のステロイドを長期間使用すると糖尿病などのリスクを高めます。

今回のように、通常の治療に反応が悪く、経過が長期となっている場合やステロイドなど副作用発現のリスクを伴う治療を行う場合には、病態を十分に把握して、正確な診断のもとに適切な治療が行われることが理想です。
元気食欲がなくなり、体重減少が起こりはじめてからでは手遅れになってしまう疾患も多々あります。
すでに長期の経過で難治性となっている場合は、一筋縄ではいきません。

いずれにしても現在の治療や将来に対して少しでも不安があるのであれば、
主治医の先生にお願いしてセカンドオピニオンとして大学病院などをはじめとするより専門的な病院で内視鏡検査と腸生検を含めた精密検査を行うのがよいかと思います。

なお、ステロイドの投与により、腸生検などを行った際に病態が誤って軽微に評価されてしまう場合がありますので、精密検査をご希望される場合には、ステロイドは少なくとも2~3週間休薬して検査していただくことをお薦めします。

また、好酸球増多症を伴う慢性下痢では寄生虫疾患であることも多く、簡易検査で消化管内寄生虫が陰性の場合でも、何度も検便を行ったり、より感度の高い寄生虫検査を行って、消化管内寄生虫の感染の有無を確認する必要があります。

日時2017-08-29 10:15:48

一般の飼い主さんからのコメント

ままにゃ~


我家の猫、二匹ともにノルウェージャンが子猫の時から慢性下痢と血便で獣医さん三件目でトキソプラズマ感染が判明。治療のためにメトロニダゾールを処方され、ようやく駆除出来ました。
検便でもなかなか原虫が発見出来ないとのことでした。またメトロニダゾールに敏感な子も居て少々苦労しましたが、あの下痢・血便の心配からはようやく解放されたことを思い出しました。

日時2017-08-29 22:46:32

猫の皮膚病は飼い主が気づくことが多い病気です。よくある事例や飼い主が気づけるポイントを、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が動画で解説します。

 
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