イヌ・ネコの健康医療相談

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(質問主)


猫アイコン 猫 18歳 メス エキゾチックショートヘア

体重:4.4kg

飼育歴:17年6ヶ月

居住地:青森県南津軽郡藤崎町

飼育環境:室内

18歳・雌・エキゾチックショートヘアの嘔吐のことで相談があります。以前にもこちらで嘔吐について質問をしてアドバイス頂いたように、胃腸の動きをよくする薬(プロナミド)を試したのですが、腸の動きはすごく良くなり、というより良くなりすぎて排便回数が増えて下痢がひどくなってしまいました。胃の方は効果があったかどうか、嘔吐は変わらずでした。しかも以前は排尿時に嘔吐が多いと書きましたが、今は排尿に関係なく吐くようになってしまい、原因がわからなくなってしまいました。かかりつけの先生も頭をひねっています。
吐き気止めのセレニアを飲ませるともちろん吐きません。やめるとまた吐きます。原因をつきとめることが大事なのはわかってますが、年齢や病気のことを考えるとあれこれ検査したりせずに、その日その日を穏やかに過ごしてほしいので、セレニアで吐かないのであれば続けたいと思ってます。でもセレニアは連続投与は最大で5日と書かれてます。続けるなら2~3日開けてからと。連続して使うとどのような支障があるのでしょうか?また、カルシウムイオンチャネルに親和性を有するので、カルシウムイオンチャネル拮抗薬と併用しないこと、とあったのですが、現在アムロジピンを飲ませていますが併用はできないということでしょうか?もしセレニアを使うなら他の降圧剤に変えないといけないのでしょうか?

質問が多くてすみませんが
用量に関してもお聞きしたいです。
現在4.4キロなんですが、病院からは最初24mg錠を1日1/2錠飲ませるように言われました。でもうちの子が薬に過剰に反応する子なのでもっと少なくてもいいかもしれないということで試してみたところ、1/6錠でも効いているようです。これくらいの量でもやはり連続投与は無理でしょうか?

お手数ですが、どうか宜しくお願いします。

日時2017-06-30 19:57:18

専門の獣医師からの回答

高齢動物にとって嘔吐は脱水症状を起こさせるせるだけでなく,腎臓機能の悪化や誤嚥性肺炎の原因にもなりますので,
制吐剤の使用は妥当かと思います。
今回は強力な制吐剤であるセレニア(マロピタント)の薬用量や投与方法に関するご質問ですが,効能外使用に関しては,
主治医の裁量権に基づいて自己責任で行って頂くしかありません。
また心疾患や肝障害および高齢動物におけるセレニアの投与は副作用が出やすいので注意が必要とされています。
過剰投与は副作用がさらに出やすいことがわかっていますので,高用量の連日投与は避けた方がよいかと思います。
副作用としては食欲低下や体重減少などが知られていますが,猫における内服薬の安全性やまして長期投与に関する安全性は現時点で確立されていません。
慢性の嘔吐に関しては原因疾患の治療が重要であるため,マロピタントのような薬剤はむしろ原因究明を遅らせることにもなるので通常は長期に投与することはありません。
なお,猫であれば認可されている注射薬の場合でマロピタントとして1mg/kgが標準投与量です。
犬用のセレニア錠24(マロピタントとして24mgg含有)の1日1回1/2錠の処方は,
犬における急性嘔吐の抑制および予防のための投与量となります。
4.4kgの猫であれば,1/4~1/6で十分かと思いますが,猫における内服薬の投与量は確立されていないため,あくまで主治医と飼い主の自己責任です。
連日投与に関しては犬でも休薬期間を設けるか,さらに1回投与量を減らすなどの対応が必要と思われますが,猫における使用ではその効果や安全性はわかりかねます。
少なくともマロピタントの作用メカニズム的にカルシウムチャンネル拮抗薬と併用は行うべきでありません。
効果が得られなかったり減弱する可能性があります。

今回のご質問のように個々の具体的な治療内容や,まして獣医師の裁量権に基づいて行われている治療に関しては,我々はコメントできる立場にありませんので,これ以上のお答えは難しいのでご理解ください。
なお,嘔吐の原因が腎不全の悪化などによることもあるので,血液検査ぐらいは定期的にしてもらってください。
もし腎不全などが認められれば,制吐剤の投与だけでなく基礎疾患への治療として補液療法なども効果的な治療になると思われます。
主治医の先生とよくご相談しながら,少しでも生活の質を高めて長生きさせてあげてください。

日時2017-07-06 11:18:18

 
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