イヌ・ネコの健康医療相談

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リュック(質問主)


犬アイコン 犬 8歳 オス ボーダー・コリー

体重:17kg

飼育歴:8年1ヶ月

居住地:

飼育環境:

オスのボーダーコリーを昼間は屋外、夜は室内にて飼っています。昨年秋ごろから、便秘ぎみで、がんばってもスッキリしない様子がみられました。新年ごろから、便の形が俵型になり、色も黄色く焼き芋が出てきているようでした。獣医師に診てもらい、会陰ヘルニアとのこと、すぐに手術となり、左臀部の筋肉の隙間に腸が入らないようにプラスチックのような素材の物を入れましたが改善がみられず、一週間後に再手術。開くと、入れたものが取れてしまっており、再度はめ込み、右の方の割れ目にもはめ込みました。改善みられず、3回目の手術をする。一月に3回もの手術をし、まだ改善がみられません。どうしてやったら、楽になるのでしょうか教えてください。それとも、治らないのでしょうか?

日時2016-06-04 18:46:05

専門の獣医師からの回答

会陰ヘルニアで3回手術をされたとのこと。
会陰ヘルニアは未去勢の高齢の雄犬に多い疾患です。
この手術はこれまでにも、色々な術式が報告されています。
言い換えれば、それだけ再発が多い疾患なのです。
これまでの会陰ヘルニアの手術は、ヘルニア孔を人工物あるいは自己組織を用いて閉鎖する方法でした。
しかしながら、会陰ヘルニアでは骨盤筋群が薄くなっているため、これらを縫い付ける部分が脆く、裂けてしまうため再発が生じていました。
近年、人工メッシュを用いた新たな方法が報告され成績は大幅に改善してきています。
この方法は、人工メッシュを骨盤の骨に通して尻尾の骨の付近で縫合します。(図が書けないので言葉で説明するのは難しいのですが)要は、薄くなった骨盤筋群に縫合固定をしないので再発が少ないのです。
また、会陰ヘルニアが重度の場合は、開腹手術を同時に行い、直腸、精管を頭側に牽引固定することで腸管や膀胱が尾側(ヘルニア孔の方向に)に移動するのを防ぐ手術も併用します。
私自身は臓器固定術と内閉鎖筋反転術を併用して、まずまずの成果が得られていましたが、臓器固定術と人工メッシュを用いた方法に変更してからは今のところ再発した症例はいません。
人工メッシュを用いた方法は単に人工物で閉鎖する方法と比較し、ある程度のテクニックが要求されます。
この方法で手術を行っている動物病院がお住いの近くにあるかはわかりませんが、これまでの手術で改善がないのであればこの手術を受けられることをお勧めします。

日時2016-06-08 18:39:12

リュック(質問主)


先生、早速の返信ありがとうございました。安易に病院で治るレベルではなく、専門の先生にみていただかなくては いけないのですね。勉強されて技術のある先生に診てもらわなければこの子の命に関わるので、直ぐに病院を探します。本当にありがとうございました。

日時2016-06-11 06:41:18

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