イヌ・ネコの健康医療相談

猫の糖尿病治療のインスリンで血糖値が下がりすぎたり効かなかったりします

飼い主からの相談に専門の獣医師が回答します

チビ子(質問主)


猫アイコン 猫 7歳 オス 雑種

体重:6.6kg

飼育歴:6年6ヶ月

居住地:

飼育環境:

去年12月に糖尿病と診断され、インスリン注射をしています。
2月まではずっと血糖値が下がらず3月にセカンドオピニオンをし、インスリン量を増やし、やっと血糖値が下がりました、ただ下がり方が低め安定で不安ではありましたが、良い感じにコントロールできていたのですが、インスリン量を増やして約二週間後に吐いてしまい、その後低血糖になりました、痙攣などははく、すぐにシロップを投与し、病院にいきました、その時で血糖値40台でした
その日から3日位は食欲低下し、元気もありませんでしたが、4日目から普通になりました、そしてインスリンを1単位減らし、また一週間後に病院で血糖値を測ると70台でした、その日からまた1単位減らす事になりましたが、病院から帰ってきてすぐに吐いて、また低血糖らしき症状が出たため、ブドウ糖を投与し、午後診に連れて行きました、この時血糖値は90台でした。
その日から今日まではインスリンも1単位だけにし、自宅で血糖値測定しても300台でていますが、イマイチ食欲がなく、高血糖のはずなのに多飲多尿もひどくなく、元気もありません。
ササミや鳥肉は喜んで食べますが、いつものカリカリフードは食べても少しだけです。
消化器の薬も飲ませていますが、いまひとつです。
血液検査しても、数値的には特に異常はなく、なにが原因かは分からない状態です、昨日は吐き気どめ注射をしてもらいましたが、今日も食欲はありません。
高血糖なのにオシッコ少ないのはやはり腎臓などの機能が低下しているのでしょうか?

日時2016-03-27 13:43:38

専門の獣医師からの回答

現在、猫ちゃんの血糖値の管理が、未だ安定化していない状況と考えられます。
この期間は、ご心配のように腎機能に加えて、リンを含む電解質バランスの不均衡や、二次的な肝リピドーシスの発症による食欲不振に注意が必要と考えます。
これらは、血糖値のみの検査ではなく、包括的な血液検査によって明らかにできると思われます。

また、血糖値が不安定な原因は、使っているインスリン製剤による場合もあるため、注射するインスリンの量と血糖値の動向をよく見極めた上で、次の製剤を考慮することも必要と考えます。
はじめ多量に必要とのことでしたが、猫では治療のはじめに比較的多量のインスリンが必要で、徐々に少量から不要となる症例が存在します。

これらの猫ちゃんは、彼らのすい臓が、不十分ながらインスリン分泌をすることができる場合(インスリン非依存性糖尿病)に見られる現象です。猫の糖尿病においては、いろいろな状況が考えられますので、十分に主治医と相談してください。

日時2016-04-12 10:38:04

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