イヌ・ネコの健康医療相談

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pero(質問主)


猫アイコン 猫 18歳 オス 雑種

体重:3.7kg

飼育歴:17年10ヶ月

居住地:東京都新宿区

飼育環境:室内

麻酔のリスクと、絶食時間についての質問です

1. 全身麻酔下でCTと内視鏡検査をすることになりました。

(長期の鼻炎、鼻の異音で鼻腔内腫瘍疑いとエコーの小腸壁肥厚でリンパ腫疑い、体重減少 下痢や嘔吐はなし。歯周病あり)

軽い不整脈あり(アーチスト服用開始)、高血圧(アムロジピンで良好)
CRE1.5 BUN27、左側腎臓萎縮傾向 過去膵炎おこした形跡あり、カルシウム値12.9 肝臓は異常なし、その他特に血液検査異常なし

1日でCTと内視鏡検査を行うと時間も長くなり麻酔の量も増えるかと思います。個人的には分けて検査を行ったほうがリスクも減るのでは?と思うのですが実際どうなのでしょう。
CTと内視鏡検査を別の日に行ったほうがリスクは減るのか、同じなのか
或いは分けて行うことでデメリットもあるのでしょうか。


2.前々日の夜中12時くらいからの絶食を指示されています。検査予定日の9時点滴開始14時に検査スタートなので麻酔までに36時間ほどの絶食になるのですが、そんなに長い時間の絶食をしたら肝臓に負担がかかって麻酔のリスクが上昇したりしないのでしょうか?

また、36時間以上で肝リピドーシスを起こしたりしないのでしょうか。若い頃は6キロほどでやや太め現在は3.7キロで痩せ気味です。


色々と高リスクを抱える高齢猫なので心配です。
お忙しいところ誠に恐縮ですが質問1と2に対しての
ご回答を頂ければ大変ありがたいです

日時2021-09-12 13:16:37

専門の獣医師からの回答

 まず、CT検査はCTの機械に寄りますが、そんなに時間はかからないと思います。頭部と腹部のCTを思いますが、造影検査を入れてもCT自体は10分程度だと思います。内視鏡も、口からなら十二指腸までの検査ができますので、その部位の検査だと思いますが、こちらの方が少し時間がかかると思います。とはいえ、数十分の検査となるでしょう。
 麻酔は、麻酔をかける時、維持、そして覚醒させる時の3つに分かれます。最も安定しているのは、維持している時です。逆に、その前後は不安定で、麻酔のかかり具合、さめ具合が動物によって異なります。数時間の麻酔(手術)であれば、手術を分けることもありますが、今回のような短い時間の検査を行であれば、1度に済ませてしまうほうが、リスクは少ないと思われます。ただ、麻酔にはいつも死亡のリスクが付きまといます。1回だから安全とは言えませんので、先生とよく相談してください。
 絶食ですが、大腸検査をするのであれば、浣腸などをこともあり、絶食が長いこともありますが、一般的な麻酔であれば、12時間も絶食すれば問題ありません。最近では数時間前まで流動食であれば問題ないとか、絶水は必要ないということも言われていますが、内視鏡検査ですので、胃に食べたものがあれば検査になりませんし、大腸検査であれば便があっては検査になりません。何のために36時間もの絶食が必要なのか先生に尋ねてみてください。肝リピドーシスというより、絶食による脱水のほうが心配です。猫はフードを食べないと水だけをなかなか飲んでくれない場合もありますので、脱水すれば腎臓病が悪化してしまいます。
 18歳とかなり高齢ですので、麻酔から無事さめても、腎不全が悪化するなどのリスクがあります。ちなみにですが、リスクを冒して検査するということは、それが悪性であれば手術や抗がん剤の投与(積極的な治療)を行うという意思をお持ちなのでしょうか。もし、積極的な治療を希望されていないのであれば、そもそもこれらの検査は意味のないものになってしまいます。診断はつくかもしれませんが、治療に結びつかないので、この子にとってはメリットはなく、検査の負担のみとなると思います。検査したほうがいいには決まっていますが、かなりの高齢猫なので、治療方針をきめてから検査をされるかされないか、検討されてもいいかもしれません。

日時2021-09-17 18:41:24

なぜ猫は腎臓病になりやすいのでしょうか。腎臓病の原因、代表的な症状、検査の基準値について、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が解説します。猫の健康に役立つ知識が身につく「まなびばsippo」をご覧下さい。

 
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