イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

クルコ(質問主)


犬アイコン 犬 16歳 オス ミニチュア・シュナウザ-

体重:8kg

飼育歴:15年6ヶ月

居住地:愛知県名古屋市守山区

飼育環境:室内

2月に血栓症で左後ろ脚が動かなくなり、検査の結果甲状腺機能低下症と言われました。
現在、抗血栓の薬とチラーヂンと強心剤を飲んでいます。これらの薬を飲み始めてから異常に興奮する様になり、当初チラーヂン朝晩1錠だったのを朝晩半錠になりました。徐々に良くなっていましたが、2週間前にまた立てなくなり行きつけの獣医師からは小脳とかに血栓が出来ている可能性があると言われました。その後薬は同じものを飲んでます。最近は異常に興奮しているかソワソワしているか、それともとても元気が無くぐったりしているかの状態です。この興奮がひどい時は10時間程続いて見てられません。
行きつけの獣医師からは興奮がおさまるまで待つしかないと言われましたが、どうにかする方法はありませんか?
既往症は頸椎ヘルニアと肝臓悪性腫瘍で手術済みです。腫瘍摘出の時に小脳に血栓が詰まり前庭疾患の症状が出ました。脊椎に数ヶ所間が狭くなっている箇所があり、これも結構ひどい様です。あと心臓に雑音があるが、積極的に治療する程では無いそうです。
よろしくお願いします。

日時2020-05-04 18:56:49

専門の獣医師からの回答

 2月からチラージンを飲んでいるとなると結構時間が経っています。ふつうはもう安定している時期です。チラージンを飲んでから興奮するというのは、甲状腺中毒の可能性があります。肝臓や腎臓に問題がある場合や、まれにごく少量のチラージンを飲んでも中毒症状を示す犬がいます(体質)。血液検査で、甲状腺ホルモンが高くなっていると中毒が明らかですが、正常範囲に収まっていても中毒の場合もあります。
 毎回チラージンを飲ませて興奮するのであれば、中毒の可能性が高いです。ぐったりしているのは、低下症の症状なのかもしれません。いずれにせよ、甲状腺機能低下症にはチラージンの投与が必要ですので、投与量や投与回数の変更をしながら調節していくしかないと思います。
 血栓症に対してもお薬もありますし、心臓病は僧帽弁閉鎖不全症ですかね?積極的に治療するステージではないとありますので、強心薬の投薬自体が必要なのかも検討されてください。
 いくつかの病気が重なっていますので、よく担当の先生にご相談ください。

日時2020-05-06 09:33:56

クルコ(質問主)


ありがとうございます。
とても参考になりました。
内分泌系の専門の獣医師にセカンドオピニオンをお願いしようと思います。

日時2020-05-06 22:44:26

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