イヌ・ネコの健康医療相談

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(質問主)


犬アイコン 犬 12歳 メス ミニチュアダックスフンド

体重:4.2kg

飼育歴:11年7ヶ月

居住地:東京都小金井市

飼育環境:室内

SDMA検査につきましてお伺いしたいと思います。

当方11歳のメスのミニュチュアダックスを飼っております。
昨年11/1に血液検査やエコー検査の結果、慢性腎臓病が発覚しました。
その際のSDMA値は37で、IDEXXのCKDステージ3に位置しておりました。
その時のCrは1.84で獣医師の判断でステージ2ということになりました。
その後SDMA値は11/16:32 2/10:35 3/25:36 4/23:24と推移しました。
Crはその後、11/16:2.1 12/30:1.99 1/24:1.60 2/26 1.90 3/25:1.50 4/23:1.98と推移しました。 
UPCの検査値は 2/13:0.46  3/25:0.64  4/23:0.56と蛋白尿を呈しましたが、UACは0.004でアルブミン尿はありませんでした。
INTACT―PTHやイオン化カルシウムは基準値以下、T4、FT4、TSHも基準値内です。

1月下旬より、収縮期血圧をオシロメトリック方式のペット用血圧計で毎日計測しており、平均収縮期血圧が150代後半を示していたことからARBのカンデルサルタンと腎輸出・輸入細動脈に作用するCa拮抗薬のベニジピンを現在も投与しています。少しずつ血圧は下がっていき、現在では130台半ばから120台半ばまでになり安定しております。(ベニジピンは基準用量で、ARBのカンデルサルタンは最小用量から徐々に増やし、現在基準用量の1.6倍で投与中です。)
その他に投与中の薬は高リン結晶治療薬「リオナ錠」、クレメジン、腸内細菌叢に対してのプロバイオティクスとしてのアプローチでアミティーザ、K値が高いのでポリスチレンスルホン酸Caとフロセミド、サプリメントとして腎性貧血に作用機序が違いますがヘム鉄(経口エリスロポエチン産生剤として5月中旬よりHIF-PH阻害剤ロキサデュスタット投与予定)、ミトコンドリア活性にアミノレブリン酸、MCP-1抑制にナリンゲニン、AMPK活性やインドキシル硫酸にレスベレトロール、ヘスペリジン、ケルセチン、アディポネクチン受容体活性にオスモチンを始めとするCKDの症状に多方面からアプローチするべく、その他のサプリメント類も投与しております。

直近の一か月でCr値が多少上昇したのは、降圧剤で血圧が有意に下がったと共に、腎糸球体内圧低下による見かけ上のGFR低下による影響だと考えております。

そこでお伺いしたいのは、ARBやCa拮抗薬の腎保護が効いているのを前提として、GFRと相関をするはずのSDMAの数値がこの一か月で有意に改善しているのは、SDMA検査の誤差とみるか糸球体濾過量の有意な改善とみるかどちらでしょうか?
あくまでも対称性ジメチルアルギニンの量を測るSDMAの数値と、降圧剤の影響による見かけ上の糸球体濾過量低下は相関関係が実はそれほどないのでしょうか?
お世話になっている獣医師は、ここまでの数値の改善は今までに経験が無く要因がはっきり分からないと仰っておりました。先生方のご経験上、一か月でSDMAが36から24(34%)の数値改善はわりと普通にあるものなのか、要因がよく分からないと思われるか、何かこうだろうと思われるものがありましたら、ご教授いただければ幸いです。お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。 

日時2020-05-02 14:20:11

専門の獣医師からの回答

 使用している薬が一般の獣医さんの出す薬ではなく、自分でご用意されて飲ましているとしか思えません。このサイトは一般の飼い主さんが、自分のワンちゃんネコちゃんの健康相談をするサイトです。あくまで獣医さんの指示に従って治療することを前提としています。実験的な投薬に関する質問にはお答えできませんので、よろしくお願いいたします。

日時2020-05-02 23:27:32

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