相談・獣医師回答・コメント
もこ(質問主)
猫 12歳 オス 雑種
体重:5kg
飼育歴:11年7ヶ月
居住地:千葉県船橋市
飼育環境:室内
今年12歳の猫の首と胸の間くらいの場所にしこりを見つけました(よくこちょこちょしてゴロゴロ喜ぶ部位よりも下の箇所)。当の猫は痛がったり気にしてる様子もなく、食欲も体重も減っておらず、むしろ最近よく食べ少し太ったかな?といった感じる状態です。最近変わったなといえば3月に入ってから夜鳴きがひどくなりました。
近所の動物病院で検査してもらいましたが、悪性の腫瘍かただの炎症の腫れかは正確に検査はできず、特定するなら切開するしかないと言われました。私は患部から採取した細胞検査で分かるものと勝手に思っていたのですが一般的にそういうものなのでしょうか?
ちなみに細胞検査では悪性の物は見つからなかったと言われました。しかしながらそれもたまたま見つからなかったのかも知れない、悪性でないと断定はできないと付け加えられました。
(炎症の時に見られる細胞とその他2種類くらい言われたのですが失念しました)
ひとまず炎症止めの注射を打ってもらい2週間たっても腫れが小さくならないようなら、麻酔を打ってもっと詳しい検査と言われました。
病院から帰った後、細胞検査の時に刺した注射針のせいか行く前より腫れが大きくなり、その後は元の大きさに戻って、そろそろ2週間経ちそうな現在、初めの頃よりも気持ち小さくなった?いや変わってない?と変化に判断がつきません。
やはり悪性の腫瘍の可能性があるのでしょうか。
この2週間不安でたまりませんでした。
2020-03-12 20:46:44
専門の獣医師からの回答
肥満細胞腫やリンパ腫は細胞診(針吸引生検)だけで診断を確定できる場合もありますが、一般的に皮膚に出来た腫瘤は、細胞診だけでは診断を確定することが難しく、病理組織学的検査が必要となる場合の方が多いと思われます。今回の細胞診では明らかな悪性腫瘍が認められず、炎症を抑える治療で経過を観察するという判断を主治医がされているようでしたら、炎症或いは良性腫瘍を疑っている可能性が高いように思われます。腫瘤が縮小しているかどうかの判断につきましては、腫瘤の縦横厚さを定規で測定し、治療前後の大きさを比べれば客観的に評価できます。内科的な治療に対する反応が乏しい場合は、外科的な治療を行うか、もうしばらく大きさをモニターしつつ経過観察を行うかの選択が必要となります。外科的に腫瘤を摘出した場合は、病理組織学的検査で、診断を確定することが出来ます。外科治療には麻酔が必要となりますので、不安なようでしたらそのお気持ちを主治医に伝えて、わからないことは質問し、納得した上で治療を受けられると事をお勧め致します。
2020-03-16 02:01:31
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