イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ふぃの(質問主)


猫アイコン 猫 11歳 オス アメリカンカール

体重:6.5kg

飼育歴:10年11ヶ月

居住地:東京都練馬区

飼育環境:室内

既往歴 上皮性悪性腫瘍(2018年12月)病理で予後良好との診断、抗がん剤は未使用

現在
一週間ほど前に、呼吸の乱れがありかかりつけに受診
8月25日 胸水がたまっており200ml抜く
8月26日ERの病院で再度診断、胸水168ml抜く
※2泊3日の入院で経過観察、ステロイド投与
8月28日胸水68ml抜く、体重6.38キログラム
胸水の細胞診より、上皮様異型細胞が多数あり、腫瘤性貯留液を疑うとの診断
退院。
※胸水を抜いた後は食欲もあり呼吸数も35〜45回くらいで推移
※退院後は自宅の酸素ルームで主に過ごす

8月31日 朝、呼吸数が55回、食事もとれなくなり、うずくまる座り方。かかりつけ受診
左から160ml胸水を抜く。帰宅後は食欲あり、呼吸数も35回程度になり、横になってリラックスして過ごす。

9月2日 呼吸がやや苦しそうな様子、やや食欲も落ちたことから受診、体重は前回より110増。
胸水は抜ける程度は溜まってきているが、治る見込みのない状態なので抜くほどのことかと言われる。胸水抜くと体液がなくなり栄養もとられるためとのこと。
→胸水を抜くと食欲も戻るため、自分から食べれるうちは、抜いて欲しいとお願いする。

かかりつけでは、胸水をぬいても治る見込みがないので、抜けばいいものではないとのこと。
(あまり抜きたくなさそうに毎回対応)
家族としては食欲があるうちは、できる限りのことをしたいが、胸水を抜かない方がいいのか、抜くにしてもタイミングがわからない。

日時2019-09-02 14:30:23

専門の獣医師からの回答

 胸水がたまり呼吸が悪くなっているのであれば、胸水を抜いてあげるほうがいいでしょう。胸水を抜いても病気は治らないというのはごもっともですが、猫が楽になる治療を行うことも非常に重要です。
胸水を抜去するにも死亡のリスクがあり、また栄養分も失われます。だからといって、胸水を放置すればそれが死につながります。腫瘍で死亡するのではなく、呼吸不全で死に至るということになるかもしれません。完治する治療でないけど、症状に応じてこの子が楽になる治療、すこしでも長生きできる治療、対症療法も非常に重要だと思います。
 ただ、前述しましたが、胸水を抜く、胸腔穿刺にはリスクを伴いますので、よく担当の先生とご相談されてください。

日時2019-09-04 11:51:32

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