イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ゆー(質問主)


猫アイコン 猫 1歳 メス 雑種

体重:2.8kg

飼育歴:0年2ヶ月

居住地:宮城県仙台市青葉区

飼育環境:室内

五月末にお迎えして、5月30日に避妊手術をしました。その時の体重は2.8㌔。
餌はピュリナワンの避妊去勢した後の体重ケアをあげていました。
7月8日に3種ワクチンの2回目を打ちに行きました。その時の体重は2.5㌔。
体重が減ったので餌をピュリナワンの室内外猫用に替え、量も少し増やしました。
最初は混ぜて徐々にかえ、いつもは完食してたのですが、量を少し増やしてから完食出来なくなりました。餌の粒が小さくなったのですが、満腹感から完食できないのでしょうか?それとも餌が合ってないのですかね?
おやつは基本1日1回、ウェットフードをあげています。残った餌と混ぜてあげてますが、その時は完食したりしなかったりです。
今現在1日3回に分けて餌をあげてますが、4回に増やした方がいいのでしょうか?
元々慢性的な風邪気味ですが避妊手術後は良好です。
ご返答よろしくお願いします。

日時2019-07-12 13:51:36

専門の獣医師からの回答

避妊手術後からフードを食べる量が少なくご心配とのこと。1歳の雌猫で体重が2.5kgであれば、ほぼ適正な太り具合なのかなと推察しています。
食事の内容と量の調整は太り具合とも関連しますので、理想体重(ちょうど良い太り具合)の評価基準を知っておかれると参考になると思います。
猫のボディ・コンディション・スコア(Body Condition Score: BCS)は、猫の体型を横方向や上から観察し、あばらや脇腹に触れて、腰のくびれや膨らみ、お腹の垂れ下がり具合、皮下脂肪の量や皮膚の張り具合などで「痩せ」から「肥満」までを5段階に分けて評価するのが一般的です。ちなみに「BCS3」の理想的とされる体型は、「肋骨は触診できるが、見ることはできない。上からは肋骨の後ろに腰のくびれがわずかに確認できる。横から見ると腹部が吊り上り、脇腹には襞がある。」となります。
避妊手術を受けた猫は将来的に太る傾向がありますので、参考までに紹介させていただきました。BCSの詳細については掛かりつけの動物病院に尋ねられると説明して頂けると思います。
さて、ご相談の食餌の回数ですが、猫の祖先を想像して頂くと、猫は元々はネズミのような小さな獲物を捕らえて食べていましたので、一日2食とか三食といった明確な採食パターンがなく、昼夜を問わず少しずつ何回にも分けて採食する、少量頻回採食者といえます。そのため、自由に食べるようにフードを置いておくと1日13~16回に分けて食べる、という報告があります。
このような事を考えると、一日の食餌をを3~4回に分けて与えることは何の問題もないでしょう。
なお、健康な猫も一歳を過ぎると成長中期からすでに維持期に入っていますので、生後八ヶ月頃までの成長期に比べると食べる量が減少することは普通にみられることです。
以上、参考にして頂けると幸いです。

日時2019-07-25 10:12:06

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