イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

宮町(質問主)


猫アイコン 猫 メス 雑種

体重:2、8kg

飼育歴:0年6ヶ月

居住地:神奈川県相模原市中央区

飼育環境:屋外

避妊手術後、毛刈りをした腹部全体が荒れてしまい2ヶ月も治療を続けています。最初は腹部を舐めるつもりでカラー内側を舐めることで、プラスチックカラーの縁が腹部にあたって傷ついたのかと思ってました。しかし途中で獣医から、手術時の消毒薬や洗浄薬のアレルギーだったのではないかと言われました。
治療経過としては次の通りです。手術2日後より腹部全体が発赤、翌日より体液が大量に出ておりイソジンで消毒。手術5日後に受診し、毎日ヒビテンで消毒し、ビクタスSMTクリーム軟膏を1日1回塗布するよう指示される。術後服着用開始。
1週間後に再受診した際にはカサブタが肥厚し固くなっており、ヒビテンのアレルギーかもしれないとのことで消毒中止し、水で濡らした綿でで清拭することになる。軟膏は継続。痒み止めと消炎目的でプレドニン1日1/8錠開始(体重2.8㎏)。
3週間目から週1回の通院時にレーザー治療実施。以降同様の治療を継続(プレドニンは1週間投与を断薬期間を設けて2回内服し終了)し、少しずつカサブタが萎縮しているものの劇的な変化はなし。抗生物質は手術以降継続して内服中。
他に出来ることがないかと別病院にセカンドオピニオン受診をすると、細菌検査でブドウ球菌と酵母真菌が出て培養に回しているところです。乾燥させた方が早く治るとのことで、浮き上がりめくれてきたカサブタを切除されました。また、何の刺激に反応しているか不明の為、ビクタスSMTクリームも一旦中止して様子見た方が良いと言われました。
しかし従来の病院にそのことを伝えると、乾燥は禁忌で古い治療法であり、カサブタで保湿したまま維持するべきだったと言われました。真逆のことを言われて、何が正しいのかわからず飼い主は混乱しています。猫の負担を軽減し、少しでも早く治すにはどうしたら良いのでしょうか、ご教授宜しくお願いします。

日時2018-12-28 16:26:48

専門の獣医師からの回答

広範囲の病変ですのでお困りのことと拝察致します。
「カサブタ」を取るかどうかについてですが、「カサブタ」は皮膚の壊死組織(死んだ組織)が乾燥して固まったものです。皮膚がある程度の深さまで障害を受けると、滲出液といって組織から染み出てくる組織液と壊死した組織の混じったものが乾燥してこの様な「カサブタ」となります。
傷が小さく、皮膚の損傷の深さが比較的浅く(表皮か真皮の浅い部分まで)、細菌の感染がない場合は、「カサブタ」の下で表皮が修復してきますが、今回のように傷が大きい場合、ヒトの様に患部の清潔を維持したり被覆剤で覆っておくことが難しい被毛のある猫のような動物では、無理をせずに浮き上がってくる「カサブタ」を取りながら治療することも現実的と思われます。
皮膚の損傷が深く、真皮深層や皮下組織にまで及ぶ場合や、細菌感染による化膿が見られる場合は、積極的に「カサブタ」を除去し、湿潤環境を保つ必要があります。このことは、人の「褥瘡(床ずれ)」の治療の考え方と同様です。
現在、細菌検査が進行中とのことですので、どのような抗生物質が有効かを評価する薬剤感受性試験の結果を参考に、獣医師の指示によって抗生物質の変更が必要であれば適当な薬剤に変更することをご検討下さい。
以上の様に、どちらの獣医師の方針にもそれぞれ一理あり、傷の状態の変化によって治療方針は変化致します。
写真を拝見する限りでは、徐々にですがカサブタの下で皮膚が修復してきているように見受けられますので、浮き上がったカサブタを切除しながらもう少し現在の治療で経過観察されても良いように思われます。
ご参考になれば幸いです。 どうぞお大事になさって下さい。

日時2018-12-29 12:05:27

宮町(質問主)


素早いご対応ありがとうございました。混乱していたところに方向性を示して頂き、大変参考になりました。
あれからブドウ球菌についての細菌検査の結果が出まして、飲ませていた抗生剤が効いていなかったことが判明し、薬を変えました。検査によりゲンタマイシンも効かないと分かり、一時期使用していたゲンタシン軟膏も中止になりました。
今はジュクジュクしている場合のみ部分的に水で清拭して、毎日2回カサブタ全周囲にアイプクリームを塗っています。
内服は前述の通り新しい抗生剤と、アンチノールで皮膚の再生を助けています。抗生剤は少し様子を見て、感染症がなければ切っていく方向です。
カサブタは少しずつですが小さくなってきており、その下に更にカサブタが盛り上がっているようでボコボコになっています。浮き上がったカサブタは切除しています。周りの皮膚は以前よりは丈夫になった印象です。
しばらくこのままの治療を続けようと思いますが、更にご助言頂けるようでしたら宜しくお願い致します。先生の思われるところを教えて頂ければ幸いです。

日時2019-01-11 10:56:36

 
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