イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

misuz(質問主)


犬アイコン 犬 2歳 オス ウェルシュ・コ-ギ―・ペンブローク

体重:13.0kg

飼育歴:1年8ヶ月

居住地:秋田県男鹿市

飼育環境:室内

下痢・軟便が1ヶ月ほど続いています。動物病院には2回ほど行きましたが、元気・食欲があるうちはレントゲンや血液検査など、高価な検査は勧めていない、と言われ薬で様子見をしていますが、一向に良くならず。
環境の変化や、ご飯の種類の変更など、要因と考えられるようなことは特にしていないです。上記の通り、元気・食欲共にとてもあり、痛がったりする様子も目に見えて分かる限りはないです。
後日また病院には行こうとは思っているのですが、考えられる原因や対処法などがあれば教えていただきたいです。

日時2021-09-17 13:18:12

専門の獣医師からの回答

一カ月ほど下痢・軟便が続いているとのこと。
食欲・元気もあって思い当たる原因が無く下痢や軟便が続くときは、先ず確認のために便の検査を受けておかれることをお勧め致します。
また、良質の繊維(可溶性繊維)が豊富に含まれるフードに変更して便の状態が改善するかどうかを見てみることも良いでしょう。
さらには、特に注意すべき原因が無さそうな場合は、整腸剤やサプリメントを追加して改善するかどうか様子をみることもございます。
以上の3点はすでにお試し済みではないでしょうか。

下痢・軟便といえども原因は多岐にわたりますので、年齢が2歳と若いことから知っておくと良いと思われる疾患を二つご説明致します。
*食欲・元気がありながら下痢や軟便が続いて明らかに体重減少が顕著な場合は、「膵外分泌不全症」のことがございます。膵臓からの消化酵素の分泌不足が原因で、血液検査でTLI(トリプシン様免疫活性)の測定が診断の参考になります。
*軟便や嘔吐の頻度の増加に伴い、血液中のアルブミンというタンパク質が減少する場合は「炎症性腸疾患」に注意しましょう。腹部超音波検査で腸の肥厚が疑われる場合は内視鏡検査で十二指腸や胃の組織生検をして診断することが多い疾患です。

一般的には高齢犬で下痢・軟便に加えて食欲低下やメレナ(消化管出血)がみられる場合は腫瘍性疾患も疑われます。

以上、ご参考になれば幸いです。

日時2021-09-25 15:12:46

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