イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

Ginger(質問主)


猫アイコン 猫 3歳 メス 雑種

体重:4.2kg

飼育歴:2年10ヶ月

居住地:埼玉県さいたま市浦和区

飼育環境:室内

室内飼い猫の脱毛について相談です。シンガポール在住で掛かりつけのクリニックもあるのですが、いまいち信用できない為、連れて行く前にまずはこちらでご相談させていただければと思いました。
3週間前に両後ろ足の一部が脱毛しているのを見つけました。他に変わった様子はなく元気で体重に変化もないので様子を見ておりましが、脱毛の範囲が『尻尾根元の裏側』と腹部下側にも広がっており心配しております。赤み、湿疹、フケは見られません。

別件ですが2週間前に膀胱炎の疑いがあったので、クリニックに連れて行き、血液検査を受けましたが、特に異常はありませんでした。注射してもらいその後は通常通り排尿しております。その際、脱毛について医師に相談しませんでした。

数日前、首の後ろにレボリューションを使ったのですが、その箇所も直径1cmほど脱毛してしまいました。

最近でも生活環境に変化はなく、ストレスが原因とは考え難いのですが、これらの情報から推測される原因や病状をご教示いただければ幸甚です。
よろしくお願い致します。

日時2021-05-06 22:01:39

専門の獣医師からの回答

 ご質問にお答えさせて頂きますが、実際に診察をした訳ではありませんのでお写真と経過から考えられる範囲内でお答えさせて頂きます。的確な答えとなっていない場合がございますのでご了承下さい。
 写真から察するに猫の「外傷性脱毛」の分類に入るかと思います。いわゆる「舐め壊しによる脱毛を生じる病態」です。通常は皮膚は割と綺麗な状態が保たれていることが多いです。写真で見る限りはこの子も皮膚はそこまで傷がひどく付いているとかは無さそうです。
 この場合、3つの要因を考える必要があります。
 1つ目は身体的要因、多いのは消化器疾患(巨大結腸症など)や泌尿器疾患(下部泌尿器症候群)、神経や関節疾患なども考える必要があります。稀に甲状腺機能亢進症も要因となります。
 2つ目は精神的要因、環境の変化や医療行為などが原因として考えられます。脱毛以外に問題行動が出る場合があり、ある報告では60%程度です。
 3つ目は稀ですが、猫のニキビダニ症(Demodex gatoi)です。ニキビダニ症では唯一伝染しますので、他の猫との接触で感染することがあります。被毛のテープ法や皮膚の掻爬検査、また検便でも虫体を検出できます。検出できないにしても疑う場合は皮膚生検による皮膚病理組織学的検査をする必要があります。
 お話にもあったように2週間前に膀胱炎を発症しているようですので1つ目の理由が当てはまる可能性があります。猫の膀胱炎の原因は特発性膀胱炎と言ってストレスが原因の膀胱炎が1番多いですが、2番目に多いのが尿石症(尿に結晶が出る病気)があります。今回は血液検査だけされていますが、尿石症は血液検査では分からず尿検査をしないといけません。もし尿検査で尿中に結晶が出ているなら今回の脱毛症と関連しているかもしれませんので、まず尿検査を行ってもらってはいかがでしょうか。
 もし尿石症でなければ、上記の原因となる要因を順番に除外していく必要があります。

日時2021-05-12 23:54:07

なぜ猫は腎臓病になりやすいのでしょうか。腎臓病の原因、代表的な症状、検査の基準値について、猫専門病院「東京猫医療センター」の服部幸院長が解説します。猫の健康に役立つ知識が身につく「まなびばsippo」をご覧下さい。

 
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