イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

トト(質問主)


犬アイコン 犬 4歳 オス ポメラニアン

体重:2.5kg

飼育歴:3年4ヶ月

居住地:東京都江東区

飼育環境:室内

1歳頃から肝臓の数値が高くなり、2歳頃に投薬治療を開始しました。(ウルソ、スパカール)
薬を貰うためだけに遠方の病院に通う必要がないのでは、と思い近くの病院にセカンドオピニオン→転院をしました。
セカンドオピニオンの際に、検査結果に記載があった、高肝酵素値は診断名では無いと告げられ、CTを大学病院で撮ることを提案されました。門脈シャントなどの可能性があるかもしれないとのことでした。

CTや手術の費用は高額で愛犬のリスクもある為、投薬治療を継続するかCTを撮りに行くか悩んでいます。
色々調べた結果、もし外科的処置をした場合は完治する可能性があるようだ、という事はわかりました。
投薬治療を続けるのとどちらのほうがリスクが高いのか、長く苦しまずに生きれるかを伺いたいです。

飼い主の視点で、ご自身ならどうするかを教えて頂きたいです。

日時2021-01-12 03:14:11

専門の獣医師からの回答

長期間におよび肝酵素が高値を示ししており,門脈シャントなどの可能性を指摘されたとのことご心配ですね。
肝酵素の上昇が意味するところは,何らかの原因で肝臓が細胞レベルで障害を受けているか,胆汁の排泄障害が起こっていることを意味します。ただし,これら肝酵素の上昇は,肝臓疾患のみならず消化管や膵臓さらに循環器や内分泌機能など様々な疾患により起こります。
すなわち高肝酵素値の指摘は,セカンドオピニオンで説明されたように病名ではなく,“肝臓に負担をかけるような何らかの異常がどこかにありますよ“といったことを示しているに過ぎません。
治療は原因により全く異なりますので,原因究明が先決です。

門脈シャント(門脈体循環シャント)についての治療に関するご質問ですが,門脈シャントは疑うべき疾患の一つに過ぎませんので,現時点でいきなりその手術内容や予後を心配されるのは時期尚早です。
参考までに門脈体循環シャントに関しては,確実な診断にはCT検査が最も有用ですが,その前に食前食後の総胆汁酸(TBA)測定やアンモニア耐性試験(ATT)ならびに超音波検査などで概ね仮診断はできます。
いずれにしても長期にわたり肝酵素異常が持続している場合には,慢性肝炎や門脈シャントあるいは慢性腸炎や膵炎など様々な可能性を考慮し,それなりの検査のできる病院で一度精密検査を行われることをお薦めします。大きな異常がなければ,現在投薬されているウルソ(利胆剤)の投与継続や正しい食事管理のみでよい場合もあるかと思います。
一方で肝臓は沈黙の臓器の代表ですので,深刻な症状が現れたときには手遅れになることもあります。
元気食欲があるからといって油断は禁物です。

日時2021-01-15 07:35:21

トト(質問主)


ご回答ありがとうございました。
おっしゃるように、まずは原因究明が必要かなと思いますので一度精密検査を受けてみたいと思います。
愛犬の病気は客観的視点がやはり欠けてしまいがちになりますので、こういった場でご意見伺えて本当に良かったです。
ありがとうございました。

日時2021-01-15 12:25:58

 
これまでに2,000件以上もの相談が寄せられています。
みなさんの心配事に似ている過去の事例がないか、症状、病気、体の部位、薬、犬種・猫種など気になるキーワードで、相談・回答を検索してみましょう。

相談を検索する

種別: