相談・獣医師回答・コメント
おなん(質問主)
猫 13歳 メス ノルウェージャンフォレストキャット
体重:3.8kg
飼育歴:13年1ヶ月
居住地:千葉県流山市
飼育環境:室内
13歳の猫についての質問です。
7月末に体重減少および食欲不振でかかりつけ病院を受診したところ、
「猫消化管好酸球性硬化性線維増殖症」と診断され、切除できない部位とのことで、ステロイド(プレドニゾロン)投薬での治療を行ってきました。
腫瘍の増大(減少)により、投与量も加減してきたのですが、最近は効き目がなくなってきた様に見受けられます。
現在は投与量を最大にしていますが、毎日下痢と嘔吐が続いている状態です。
かろうじて食欲はありますが、一旦、戻った体重もまた減ってきています。
現時点での最も有効な治療法はステロイドの投与とのことなのですが、もし本当に効かなくなってしまった場合、どうすればよいのでしょうか…?
ご教示頂きたく、宜しくお願い致します。
2020-12-09 22:18:59
専門の獣医師からの回答
猫の好酸球性硬化性繊維過形成の治療は、外科切除と抗菌薬の投与に、プレドニゾロンを併用することが一般的です。
外科切除が出来ない場合は、抗菌薬とプレドニゾロンによる治療が行われます。プレドニゾロンの効果が乏しい場合、シクロスポリン(免疫抑制剤)やクロラ
ムブシル(化学療法剤)などを用いることも試みられていますが、十分なデータ
は少ないようです。
腫瘍が若干縮小した時期があったようなのですが、外科切除はやはり難しかったのですね。
現在も外科切除が難しい状況なのか、またプレドニゾロン以外に併用できる薬剤が無いか、といったことについてもう一度かかりつけ医にご相談されることが出来ると良いですね。
どうぞお大事になさって下さい
2020-12-12 12:05:38
おなん(質問主)
ご回答頂き、有難うございました。
また、ご回答頂いたことに気付かず、お礼が遅くなりまして大変申し訳ございませんでした。
質問をお願いした後、担当医にご相談しましたところ、「おそらく消化器からの吸収が悪くなっているので経口ではなく、皮下注射に変更しよう。」とのことで、自宅で毎日注射をしている状態です。なんとか食欲も戻り、体重もほんの少しですが増えました。ただ、毎日数回のひどい下痢は治らないままです。
(残念ながら、線維化している部位は生存していく上でなくてはならない所で、外科手術での切除は無理とのことでした。)
愛猫もがんばってくれておりますので、負荷をかけない様に過ごして行く様にするつもりです。
また先生におかれましてはお忙しいところ、ご回答を賜り、本当に感謝申し上げます。
専門家の方からのご回答を頂けることは、大変心強く、直接診察して頂いた訳ではございませんが、セカンドオピニオンとして参考にさせて頂けます。有難うございました。
2020-12-28 22:46:04
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