イヌ・ネコの健康医療相談

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むう(質問主)


犬アイコン 犬 7歳 オス ボクサー

体重:29kg

飼育歴:6年6ヶ月

居住地:大阪府枚方市

飼育環境:室内

ご質問させてください。

6歳の愛犬が慢性膵炎と診断されました。
昔からリパーゼの数値が高かった子なのですが、症状はこれと言ってなにもなく、とりあえず低脂肪のドッグフード(粗脂肪6%以上)を与えてきました。
ところが先日、吐きそうで吐かず、ご飯も食べないということがあり、動物病院に連れていき、血液検査をしたところリパーゼの数値が測定不能なところまで上がっていました。
とりあえず吐き気止めと点滴を打ち、症状も落ち着き今は食欲もあって比較的元気に見えます。

そこで質問です。

①今のフードでもじゅうぶん低脂肪だとは思いますが、療法食に変えた方が良いのでしょうか?

②膵炎の子に、果物や低脂肪・ゼロ脂肪(例えばヨーグルトなど)のものを与えても大丈夫ですか?

お忙しいところ申し訳ありませんが、お返事よろしくお願いします。

日時2020-05-04 00:22:34

専門の獣医師からの回答

慢性膵炎の場合,低脂肪食を中心とした食事療法は重要です。
また,慢性膵炎の動物では腸炎の併発も多いため,症状が持続する場合には内視鏡検査で腸生検を行ったり,定期的にエコー検査で腸や膵臓の状態,さらには肝臓や胆嚢をチェックします。
胃腸の疾患を併発している場合には,食事処方に加えて投薬が必要となることもあります。

現在の食事でよいかどうかについては商品名や組成および他の詳しい病態が不明であるためお答えしかねます。
ただ,果糖の多い果物や乳製品は胃腸疾患も併発している場合には,与えない方がよいことがあります。
どこまでの病態確認や内科的指示療法を行っているかが不明なのですが,慢性膵炎の動物は,しばしば急性増悪を起こし,その都度症状を発現することがあります。
特に脂肪分の多い食事を盗み食いあるいは他の人から与えられたりすると悪化しやすいです。
一過性の異常であれば,しばらくは嘔吐止めや胃酸抑制剤あるいは利胆剤などの投与で様子をみることが多いのですが,改善がないようであれば,食事の変更や精密検査の実施を検討する必要があるかもしれません。
いずれにしても,食事は最も重要ですので主治医の先生と相談しながら,与えなくてよいものは控えてもらった方がよいかと思います。

日時2020-05-05 21:17:13

むう(質問主)


お礼が遅くなり申し訳ありません。
コメントありがとうございました。

今は治療というものは何もしておりません。
膵炎で言われる嘔吐や下痢腹痛などの症状は今はなにもなく、とりあえずフードのみの生活にしております。
1年以上前から軽い血便が続いており、1年前と今年の3月にも内視鏡検査とCT検査を受けておりますが、何も病変らしいものはなにも見当たらないと言われておりますが、膵炎からきてる、ということもあるのでしょうか?

あとフードについてお伺い致します。
ヒルズの腸内バイオームというフードは膵炎の子にはすすめられるフードでしょうか?
脂質が乾物量分析値でいえば12.5と、高いような気がするのですが。

日時2020-05-07 13:45:30

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