相談・獣医師回答・コメント
いぶくちん(質問主)
猫 3歳 メス 雑種
体重:3.4kg
飼育歴:2年7ヶ月
居住地:茨城県稲敷市
飼育環境:室内
舐め禿げと唾液について質問します。
うちの猫は些細なストレスでよく舐め禿げを作ります。
はじめの頃は心配してその度に病院に連れて行ったのですが、カビや病気はなく、しばらくすると生え揃うので、今は見守るだけにしています。
舐め禿げの初めは、いつも写真のように毛がべったりして、整髪料でもつけたかのように固まっています。
時間が経ってもこれ以上乾かずに固まっています。
この状態から数日で毛がなくなり、さらに数週間で生え揃います。
そこで質問です。
1、毛がべったり固まるところから始まるのはストレス性の舐め禿げの一般的な過程ですか?
2、普段の毛づくろいではこのようにべったりにはならないので、禿げさせようと思う場所にはいつもとは違う唾液をつけているのでしょうか。
ちなみに禿げる場所は毎回違います。
腕だったり脇の下あたりだったり腿だったりお腹だったりします。
舐め禿げについて調べると毛をむしると書いているのもあるのですが、うちのはむしることはしません。
よろしくお願いします。
写真は、毛がべったり固まっているのの4日後が禿げている写真です。
これは脇に近いところで、今は毛が生え始めていますが、今度は太ももの外側がべったり固まっています。
2019-09-01 17:46:56
専門の獣医師からの回答
ご質問にお答えさせて頂きます。
まず1つ目の質問の「毛がべったり固まるところから始まるのはストレス性の舐め禿げの一般的な過程ですか?」ということですが、ストレス性の脱毛症の場合の過程というものを診察で診ることはないので正直なところ一般的かどうかは分かりませんが、多くの場合はストレス性に被毛を舐め続けることで被毛が切れることで脱毛が起こります。そのため一般的には皮膚は傷がなくきれいなことが多いです。もしかしたら舐め続けることで唾液が多く付着することがあるのかもしれません。
次に2つ目の質問の「普段の毛づくろいではこのようにべったりにはならないので、禿げさせようと思う場所にはいつもとは違う唾液をつけているのでしょうか。」ということですが、まず猫が被毛をはげさせようとすることはないように思います。はげるのは結果であって、痒みであったり、痛みであったり、ストレスで被毛を舐め続けることで被毛が抜けたり、切れたりするのだと思います。そのために出す唾液がいつもと違うということは聞いたことがありません。
猫の脱毛症の場合は、被毛をむしるというよりも前述したように舌で被毛を切ることで起こります。写真を見せて頂いたところ太ももの裏の脱毛部には一部赤くなっているところがあるように思います。このように太ももの裏に線状に赤くなる場合は猫では好酸球性肉芽腫症候群という病気があります。もしこのように脱毛部に皮膚が赤くなる部位が増えるようなら早めに動物病院を受診して下さい。
2019-09-04 00:11:58
いぶくちん(質問主)
ご回答いただきありがとうございます。
好酸球性肉芽腫は、最初に受診した際に可能性を言われましたが、それ以上ひどくなることがなかったのと、その後の診察でもその病名は出なかったので当てはまらないと思っていました。
しかし、禿げ始めはいつも赤くなっていて、その後皮膚がきれいになり毛が生えてくるというサイクルです。
時々繰り返すので一度他の獣医で診ていただいた時も、その時は左右対称にあったのでホルモンのせいかもしれないと言われましたが、好酸球性肉芽腫については言われませんでした。
ちなみに左右対称だったのはその時だけで、今は右側だけです。
今度、赤くなっている時に受診してみようと思います。
ありがとうございました。
2019-09-04 10:00:37
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