イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

ゆうこ(質問主)


犬アイコン 犬 10歳 オス ポメラニアン

体重:3.9kg

飼育歴:9年11ヶ月

居住地:神奈川県伊勢原市

飼育環境:室内

健康診断の結果を説明されました。
肝臓が悪いと言われその場でエコーもしまして、その際は何も悪い点が見当たらない為、2〜3ヶ月後に再検査した方が良いと言われましてその間は普通に暮らしても良いと言われたのですが気が気ではなくて。

半年以降になると手遅れになる可能性もあるから早めにとも言われて。


私が今できることはなんだろうか?
検査は2か月後でも平気なのか。そろそろ狂犬病の注射もあるので打っても良いものか悩んでます。

日時2019-05-07 22:18:00

専門の獣医師からの回答

 検査結果拝見しました。
血液検査の異常値としては,ALP,尿素窒素,クレアチニン,中性脂肪の4項目が軽度高値となっています。
犬でも中高年になると色々と人でいわれる生活習慣病的なものが多くなります。
この中で肝臓が悪いと言われた理由としては,ALPの上昇が持続的に認められたためと思いますが,
ALPは肝臓だけでなく,副腎や甲状腺あるいは消化管や腎臓疾患でも上昇し,肝臓疾患に特異的なものではありません。
少なくとも検査結果を見る限り,肝機能に問題は認められず,エコー検査でも異常がなかったのであれば,様子見でよいかと思います。
なお,昨年0.7であったクレアチニンが1.78と高値となっている部分は極めて重要で,クレアチニンの上昇は腎臓の機能低下を意味します。
腎臓は肝臓とかと異なり再生できない臓器なので,クレアチニンが2~3カ月後に変化しているかどうかの方が重要です。
お家での注意点としては,ストレスを与えないように留意し,食事に最も注意を払うべきかと思います。
食事に関しては,中性脂肪も高いようなので高脂肪食や高蛋白食を控えて下さい。
現在シニア用の食事を与えていれば,それを継続し,ジャーキー等の高脂肪で高蛋白なおやつは控えるべきかと思います。
もし,次回の検査でも腎機能低下が示唆されるようであれば,特別食に変更する必要があるかもしれません。
現時点で元気食欲に問題がないのであれば,主治医の先生の指示通りでよいかと思います。
なお,次回検査まで飲水量などを記録し,受診時に主治医の先生にお伝えするようにしてみて下さい。
また,腎機能検査の一環として尿検査も併せて行ってもらうとよいかと思います。

日時2019-05-11 15:39:28

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