イヌ・ネコの健康医療相談

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てん(質問主)


猫アイコン 猫 14歳 オス 雑種

体重:5.9kg

飼育歴:14年3ヶ月

居住地:愛知県名古屋市中区

飼育環境:室内

一か月前に急性腎不全になり、自宅にて皮下点滴をしている14歳のオス猫がいます。
原因不明なのですが、この子は昨年脊髄梗塞を患っており、血栓が飛びやすい子なのかもしれません。
経過は以下の通りです。

・7/22,23 元気がなくよく吐く。食欲なし。排尿あり。
・7/24朝、かかりつけの病院にて急性腎不全と診断(BUN140超/CRE15.9)即日入院で24時間静脈点滴を開始。
・7/30 数値が下がりどまりのため退院。(BUN33.8/CRE3.5)
・翌日から皮下点滴で一週間通院。食事はキドニーケアに変更。
8/6 血液検査(BUN26.4/CRE3.4)
・その後自宅にて皮下点滴。ソルラクト毎晩250ml。
8/13 血液検査(BUN22.7/CRE2.9)
・輸液が残っている気がしたので確認してもらったところ、一日おきに250mlに変更。二週間後(8/27)に血液検査予定。


自宅点滴を開始した一週間は、猫も気持ちがいいのか大人しく点滴をさせてくれました。とてもリラックスしていました。
ですがその後は嫌がるようになりました。痛いのか気持ち悪いのか、もう必要ないよと伝えたいのか量が多いのか…原因がわかりません。点滴は温めからしています。
点滴の後は水っ腹?なのか水を飲みません。点滴から24時間くらいたつと自分で飲みますが、次の点滴をするとまた24時間は自力で飲みません。

痩せてはしまいましたが(7kg→6kg弱)、発症時に比べると元気はあり表情も生き生きしています。食欲もあり、排尿もあります。
ただ、寝る時間がかなり増え、寝る時静かすぎるのと、肉球・鼻・唇が白っぽいのが気になります。腎不全からくる貧血?なのか点滴による高血圧?なのか…とても心配です。呼吸数と心拍数は正常だと思います。

ちなみに貧血の数値を補足します。
7/24 → 7/30 → 8/6 → 8/13
RBC … 748 → 620 → 584 → 577
HGB … 12.5 → 10.5 → 9.5 → 9.4
PCV … 39.8 → 30.6 → 29 → 28.3
正常値内ではあるものの、全て徐々に下がっていることに気がつきました。


薬はラプロスとセミントラをもらいましたが、ラプロスは数回使用。セミントラは未使用です。
理由は、ラプロスを飲んだ後はさらに血色がなくなり元気もなくなるような気がしているからです。
かかりつけの先生は、薬は無理せずでいい。点滴が効いてるからいいじゃないですか。と言ってくださいます。

★長くなりましたがここで質問です。
6kg弱の猫に一日おきに250mlという頻度と量は適正なのでしょうか。
もともと血栓が飛びやすい子なので心臓に負担がかかっていないか心配です。

また、かかりつけの先生は、輸液が残ったままだと皮膚壊死になることがあるので溜まっている時は電話してくださいと言ってくださいます。
ですが、もともと太っていたので脇からお腹のお肉がたるんでいることもあり、素人ではなかなかわかりません。皮膚壊死が怖すぎます。

もう一点、投薬についてです。
猫が元気でいられるためにはなんでもしたいのですが、投薬はすべきでしょうか。
ラプロスは血管拡張作用があるため血栓予防にもいいかなと素人は思うのですが、元気がなくなるような気がするので迷っています。


長文で申し訳ありませんが、今後の治療の参考にお考えをお聞かせ願います。

日時2018-08-26 15:12:26

専門の獣医師からの回答

 皮下補液の適正量というのはなかなか難しいですが、Creの値が安定する最低量がいいかなと思います。また、一度に多く入れるよりは、1日量を朝晩に分けるなどして少量頻回投与などのほうが腎臓のためにはいいと思います(猫が嫌がるようであればしょうがないですが、毎回、刺す場所は変えたほうがいいかもしれません)。皮下補液を投与して、次に投与するときにまだ前回投与した補液が胸の前などに残っている場合は入れすぎですので、補液を1回飛ばしたり、1回量を減らす必要があります。それを無視して入れ続けると皮膚壊死を起こすというよりは、心臓に負担になり肺などに水が溜まってしまいます。よって毎回吸収しきれる量が最大量になると思います。貧血に関しては、PCVが25%を切ってきたら治療が必要だと思います。セミントラは尿蛋白が陽性(UPC>0.4)であれば、それを下げるために投与したほうがいいと思います。ラプロスがこの子の血栓予防にいいかどうかは今のところ不明です。担当の先生とよく相談して治療していってやってください。愛猫が少しでも快適に過ごせるといいですね。

日時2018-09-04 00:54:03

てん(質問主)


要点のまとまらない長い文章にもかかわらず、全てに丁寧にご回答いただきありがとうございます!

点滴量は見直しの余地がありそうですね!少量頻回、かかりつけの獣医さんに相談します!
投薬もこのままお休みして様子を見ることにします。

ちなみに8/27の血液検査の結果です。

BUN 28.7
CRE 2.6

RBC 483
HGB 7.9
PCV 24

腎臓の数値は順調に下がっているのですが、
貧血の数値が正常値を下回ってきました。

かかりつけの先生はPCV が15を下回ったら貧血の治療をするとおっしゃっています。
もう少し様子を見ても大丈夫なのでしょうか。

何度も質問して申し訳ありません。

ご回答いただければ幸いです。

日時2018-09-05 20:28:34

貧血に対して赤血球造血刺激因子(エリスロポエチンまたはダルべポエチン)を投与すると、それに対して抗体ができて早期に効かなくなってしまう可能性があるので、ぎりぎりまで投与を控える先生も多いです。ただエリスロポエチンに比べてダルべポエチンは抗体ができる頻度はかなり低いので、うちではPCVが25%を切ったら使うようにしています。ただし、確率論なので、やってみないとわからないこともありますので、担当の先生とよく相談して投与の時期は決めてあげてください。

日時2018-09-08 18:14:02

てん(質問主)


とても親身なご回答ありがとうございます。
これまでの経緯からもかかりつけの先生を信頼しているのですが、少し不安になり質問させていただきました。
今回のご回答で、先生の考え方がよく理解できました。
今後も先生とよく相談して、この子にとって一番いい治療を続けていきたいと思います。
本当にありがとうございました!

日時2018-09-08 23:21:04

 
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