イヌ・ネコの健康医療相談

犬の左鼻だけが乾燥し、出血やひび割れが起きています

飼い主からの相談に専門の獣医師が回答します

さや(質問主)


犬アイコン 犬 7歳 メス イングリッシュ・スプリンガ-・スパニエル

体重:20kg

飼育歴:6年7ヶ月

居住地:愛知県清須市

飼育環境:室内

子供のころから左側の鼻だけ乾燥していることはありましたが、写真のように症状が酷くなったのは昨年からです。
最初は、かさぶたが剥がれるように鼻の皮膚がポロポロと剥がれることが続き、今年に入ってから症状が悪化し、ひび割れて血が出ている事や、割れて血がでている周辺が剥がれそうに浮いている事が続いています。右側は問題なくいつも濡れていますが、最近鼻の付け根部分だけ乾燥してきています。

昨年、症状が酷くなった際に獣医さんに相談をし、ワセリン(Vaseline)を塗布して乾燥を防ぐ方法を教えていただきました。しかし、改善は見られませんでした。ワクチン接種、爪切りで病院は通っておりますが、鼻の症状のために通院はしておりません。獣医さんからも通院するようにとは言われておりません。

餌を変えた際に、一時的に症状が改善したこともありましたが、2週間程で戻ってしまいました。(現在はハイテック・グレインフリー・アラスカン・フィッシュという餌をあげており、この餌に変えた時、一時的に良くなったので継続してあげています。)

病名等が分からなくても、少しでも症状の改善、痛みの緩和ができればと思っております。
お手数ですが、先生方の見解をお聞かせ願えませんでしょうか。
何卒よろしくお願い申し上げます。

日時2016-09-02 08:40:11

専門の獣医師からの回答

完全に表皮が無くなって潰瘍になっているようですね。
鼻の片側が乾燥する場合、涙管といって涙が鼻に流れてくる管が閉塞しているために同じ側の鼻が乾燥して荒れてくることがあります。
ご相談の中にあるように、局所の管理としてワセリンなどを塗布して乾燥を防ぐ方法が一般的です。
原因としては、涙管の閉塞以外にも、外傷や感染が考えられます。
 
また、鼻鏡(鼻)に皮膚炎が起きる原因として、免疫的な異常(自己免疫疾患)や、紫外線への暴露、栄養性(亜鉛などの不足)のもの、細菌や真菌(カビ)の感染などがあります。
このケースでは、非常に経過が長いことから、二次的に局所に細菌や真菌(カビ)による感染を起こしている可能性があります。
また、表皮が欠損したままで長期間炎症状態が続いたり、紫外線にさらされていますので、刺激を受け続けた部位に腫瘍が生じてくる可能性もゼロではありません。
場合によっては組織を採って検査したり、外科的な治療法(切除して縫合)も考えられますが、取りあえずはワセリンに抗生物質が加わった軟膏剤を塗布し、紫外線を避ける必要があると思います。

ところで、鼻先を地面に擦り付けたり手足で掻いたりして傷つけていませんか?
繰り返し傷つけていると悪循環から慢性化して益々治り難くなりますからご注意下さい。
ワクチン、爪切りに病院に通っておられるとのことですから、是非一度診察を受けられることをお勧め致します。
腫瘍のような悪い原因がなかったとしても経過が長く、鼻は舌で舐める場所なので改善には時間が掛かると思います。

日時2016-09-12 12:00:32

さや(質問主)


お忙しい中ご回答をいただき、ありがとうございます。
先生がおっしゃる「鼻先を地面に擦り付けたり、手足で掻いたりする」というようなことは今までに一度もありませんでした。鼻をどこかにぶつけて怪我をしたというような外傷的なこともないのに、皮膚がポロポロと剥がれ始め、それが少しずつ範囲を広げ、現状に至るという感じです。
たまに、鼻水(青洟のようなもの)が出ることがあり、それが乾いて固まり、鼻の穴が塞がってしまいそうになることもあります。その時は、水で濡らしたガーゼをあて、ふやかして取るようにはしています。(取った後はワセリンを塗布し、乾燥しないようにはしています。)
抗生剤の入った軟膏をいただくためにも、一度病院で診ていただこうと思います。その際に、「この検査をしてください」というような形でお願いをした方がよい検査などはありますでしょうか。

日時2016-09-13 11:09:47

専門の獣医師からの回答

鼻水が出ることがある、とのこと。出口に異常があるために二次的に鼻の少し奥が炎症を起こしていることが想像されますが、念のためこの点も主治医に伝えて下さい。

写真の部位の検査ですが、患部にスライドガラスを押し付けて付着したものを染色して顕微鏡で観察する。
剥がれ落ちる組織をピンセットで採材して顕微鏡で観察する。
患部から採材して細菌や真菌(カビ)の培養検査をする。
といったことが一般的な最初の検査として考えられます。
そして、培養検査の結果を待ちながら治療を開始することになると思います。

その後、効果が無さそうであれば麻酔が必要な処置になりますが、小さく外科的に組織を採って病理検査をする、というのが一般的な検査の流れです。
実際の症状や、患部が舌で舐める部位でもありますので、状況により病理検査の順番を優先することも考えられます。
最終的な検査と治療の流れは主治医とご相談下さい。

日時2016-09-14 13:55:01

 
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