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episode.6

最中、マドレーヌ、クッキーまで! 東京で出合える甘くて可愛い犬猫スイーツ

2022.11.30

江戸の時代から、人々は犬や猫を愛し、大切にしてきました。葛飾北斎や歌川国芳など、かの有名な浮世絵師たちによって描かれた、可愛らしい犬猫の姿を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。そして時は経ち、動物を家族として迎え入れる人が増えた現代では、愛犬家や愛猫家の心をつかむ、魅力的なお店が数多く存在します。

そこで、犬や猫をモチーフにした、ほっこりする東京土産をセレクト。原材料にこだわり抜いた和菓子から、食べるのが惜しくなるキュートな洋菓子、そして犬猫を愛する人へ渡したいお土産まで……。東京で買える珠玉の品々を紹介します。観光で立ち寄るもよし、お持ち帰りにするのも一興。Made in Tokyoの“映え”る犬猫スイーツ、ぜひご覧ください。

和菓子に姿を変えた、美味なる犬と猫!

丸々としたシルエットがかわいい、たらふくもなか

さっそく、犬や猫をモチーフにした和菓子から紹介しましょう。

まずは、東京の下町・JR 錦糸町駅近くに店を構える「御菓子司 白樺」。昔ながらの和菓子屋さんらしいたたずまいで、大福や団子はもちろん、お赤飯やお餅まで並ぶ様子に、思わずほっこり。なかでも今回紹介するのは、ころんと寝転んだ招き猫をモチーフにした「たらふくもなか」。白樺の根本幸治さんは、この最中(もなか)への思いをこう語ってくれました。

「『たらふくもなか』の特徴は、やはりその見た目でしょうか。丸々としたシルエットでニッコリ笑っているのがとても可愛いのですが、招き猫なのにぐうたらと寝そべっていて、招く手も“省エネ”(笑)。一般的な招き猫は小判を抱えていますが、この子は尻尾で小判を持っていて、やる気があるのかないのか……。それでも悪びれるでもなく笑っていて、脚もモジモジ。可愛さと同時に、『もしや、計算高い?』という疑念を抱いてしまうほど、妙に気になる形をしているのです」

この最中ができてからは、猫そのものを大切に思うようになったそう。この商品がお店にたくさんの福を招いてくれたという思いがあり、猫は神様の御遣いだと感じることも。「だから、猫様ですね(笑)」と、教えてくれました。

見た目はもちろんのこと、驚くべきはそのおいしさ。中にたっぷり詰まっている餡(あん)は、その希少性から「白いダイヤ」と称される、北海道産の白小豆を使用した黄金色の餡。あっさりしたなかに、独特のコクが感じられるのが特徴です。見た目も味わいも個性的な絶品最中。ぜひ味わってみてください。

●たらふくもなか6個入り化粧箱
 価格:1,550円

御菓子司 白樺

東京都墨田区江東橋2丁目8-11
電話:03-3631-6255
営業時間:8:00~18:00
定休日:月曜
https://shirakaba.site/

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やさしい味わいにほっこり、どうぶつ饅頭

続いて紹介するのは、練馬区の大泉学園にある「あわ家惣兵衛」の「どうぶつ饅頭(まんじゅう)」です。犬、猫はもちろん、ウサギ、ブタ、パンダ、ライオンまで! いろんな動物を可愛らしいお饅頭に仕立てました。

生地に山芋を使っているので、ふんわり、もっちり。犬、猫、パンダ、ウサギは小豆のこし餡、ブタとライオンはイチゴ餡と味わいが違うのも楽しいところ。ひとりでいろんな動物を楽しむもよし、人が集まる場へのお持たせにすれば、「わぁ、可愛い!」と歓声が上がること間違いありません。

●どうぶつ饅頭6種類12個セット
 価格:4,480円

あわ家惣兵衛 大泉学園本店

東京都練馬区大泉学園町7-2-25
電話:03-3922-3636
営業時間:9:00~18:00
定休日:なし
https://www.so-bey.com/

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和風柄の缶を開けるとぱっと華やぐ彩りに心躍る、冨貴寄 東横ハチ公

東京でいちばん有名な犬といえば、ハチ公ではないでしょうか。江戸和菓子を現代に伝える銀座の老舗が、最先端の街・渋谷に出店したのが「銀座 菊廼舎 渋谷ヒカリエ ShinQs 東横のれん街」。ここで見つけたのが「冨貴寄 東横ハチ公」です。「冨貴寄」は「ふきよせ」と読み、さまざまな木の葉が風でひとところに吹き寄せられている様を表すのだそう。

ふたを開けると現れるのが、ハチ公のイラストが入った丸いふの焼き。そこに菊の和三盆、バターを使わない和風ミニクッキー、紅白の金平糖や黒豆などが添えられています。いにしえのムードが感じられる風流な和菓子。江戸から東京へと発展してきた歴史へ思いをはせながら、味わってみてはいかがでしょうか。

●冨貴寄 東横ハチ公
 価格:1,080円

銀座 菊廼舎 渋谷ヒカリエShinQs東横のれん街

東京都渋谷区渋谷2-21-1ヒカリエShinQs東横のれん街 地下2階
電話:03-6427-2305
営業時間:11:00~21:00
定休日:渋谷ヒカリエの営業日に準ずる
https://www.ginza-kikunoya.co.jp/

食べるのがもったいない!? 可愛すぎる犬猫スイーツ

見た目のかわいさと裏腹に食べ応えたっぷりな肉球マドレーヌ

続いては、その愛らしいモチーフゆえ、食べる前にゆっくりとめでていたい……そんな洋菓子を紹介しましょう。

訪れたのは、江戸川区の北小岩にある「ラトリエ・ドゥ・シュクル」。京成小岩駅から徒歩3分ほど、商店街を抜けたその先に軒を構えるかわいらしい洋菓子店です。人気は、愛犬家たちの間で話題を呼んでいる、その名も「肉球マドレーヌ」。考案したのは、シェフパティシエの白岩操雄さんです。

「私自身が愛犬家で、犬にちなんだお菓子をつくりたいという思いからできあがったものです。フレッシュバターを使ったしっとりとした食感に、爽やかなレモンがほんのりと香るのがポイント。蜂蜜由来の天然甘味料『パラチノース』を使うことで糖質を抑えるなど、改良を重ねています。肉球のぷっくりとした質感は、チョコレートコーティングで表現しました」

さらにうれしいのが、愛犬と一緒に食べられる「ワンワンクッキー」も扱っていること。砂糖は使用せず、さつまいも本来の甘さを生かしているそう。オリーブオイルとおからを使っていて、グルテンフリー。愛犬も一緒に楽しめる、とっておきのパティスリーです。

●肉球マドレーヌ 大小3個セット
 価格:2,257円

L’ATELIER DU SUCRE(ラトリエ・ドゥ・シュクル)

東京都江戸川区北小岩6-5-5
電話:03-6458-9205
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月・火曜(月曜祝日は営業、翌火曜日休業。火曜祝日は休業、翌水曜日から営業)
https://www.latelierdusucre.com/

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「お菓子屋さんに暮らす猫たちの絵本」をイメージして作られたというCat Out! Confectionery。3個セットのボックスは窓から猫がのぞいている

次に登場するのは、銀座1丁目にある「カタヌキヤ 銀座本店」の「Cat Out! Confectionery」です。型抜き(Cut Out)を楽しむバウムクーヘンで、飾っておきたいほど可愛いパッケージの中にいるのは3匹の猫。ぶちねこはキャラメルサレ・バウム(写真)、ベンガルねこはプレーン・バウム、くろねこはイチゴ・バウムと、それぞれ味わいが違うので、1箱で3種類のテイストが楽しめます。

型を抜くときは、下から丁寧に押し上げるようにするのがコツ。先に猫部分をいただくのか、縁取りの部分から手をつけるか……そんな食べ方も悩ましいところ。一風変わった、体験型のキャットスイーツ、どうぞ楽しくおいしく召し上がってください。

●Cat Out! Confectionery(3個入り)
 価格:1,620円

カタヌキヤ 銀座本店

東京都中央区銀座1丁目4-3 (銀座のジンジャー・銀座本店1階)
電話:03-3538-5011
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
https://www.katanuki-ya.com/

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とても繊細につくられているエクレール シアン。にっこり笑顔がかわいい

愛らしさ満点、食べることに罪悪感すら抱いてしまいそうなのが、世田谷区北沢にある「Le Pommier 北沢本店」の「エクレール シアン」。オーナーパティシエのフレデリック・マドレーヌ氏が、飼っていたダックスフンドをイメージしてつくったもの。エクレアの中には自家製のヘーゼルナッツクリームがたっぷり。見た目とは違う大人っぽい味わいに驚かされます。

お店は小田急線東北沢駅、京王線笹塚駅から徒歩6分、小田急線代々木上原駅から10分ほど歩いた場所にあります。イートインスペースがあるので、お散歩&お茶を楽しみがてら、出かけてみては。ただし「エクレール シアン」は、金曜、土曜、日曜、祝日の限定販売で、早めに完売してしまう人気商品。もし確実に手に入れたい場合は、ぜひ予約を。

●エクレール シアン(店舗限定)
 価格:594円

Le Pommier 北沢本店

東京都世田谷区北沢4-25-11
電話:03-3466-3730
営業時間:11:00~19:30
定休日:不定休
https://www.lepommier-patisserie.com

犬好き、猫好きへのお土産にしたい! 絶品動物クッキー&チョコレート

上品な甘さが広がる、左からレシャ アン パステル 猫デザインのクッキー缶 8種焼き菓子セット、ボワット レ シャ 猫デザインのクッキー缶 5種焼き菓子セット

次は、とっておきの時間にゆっくり楽しみたい、お土産に最適な犬猫クッキーです。

まず注目したいのは、東横線都立大学駅から徒歩5分、閑静な住宅街にたたずむ「アディクト オ シュクル(Addict au Sucre)」のクッキー缶。店名は、フランス語で「甘味中毒」の意味。オーソドックスなフランス菓子が品よく並ぶ店内に入ると、まるで東京からパリにエスケープした気分に。

クッキー缶のイラストと猫モチーフのクッキーは、オーナーパティシエ・石井英美さんの愛猫、ロシアンブルーのジョゼがモデル。缶の製作時には、デザイナーにジョゼの写真をたくさん見てもらったのだそう。サブレナンテ、スペキュロス、サブレヴィエノワ、メレンゲピスターシュ、サブレショコラ、ブールドネージュ、クロッカムール、サブレフロランタンという8種のクッキーが、愛らしい缶にギュッと詰まっています(写真左。写真右はクッキー5種)。人気商品のため、オンラインで店舗受け取りの予約をしておくとベター。

●レシャ アン パステル 猫デザインのクッキー缶 8種焼き菓子セット(店頭受取専用)
 価格:5,465円
●ボワット レ シャ 猫デザインのクッキー缶 5種焼き菓子セット(店頭受取専用)
 価格:2,160円

アディクト オ シュクル(Addict au Sucre)

東京都目黒区八雲1-10-6
電話:03-6421-1049
営業時間:11:00~17:30
定休日:不定休
https://addictausucre.com/

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左からタブレットフレーズ(イヌ)、奥渋チョコレート ハチ(4個入り)。大人な味わいのチョコレート

奥渋谷と呼ばれる感度の高いエリアにある、ショコラティエ「テオブロマ渋谷本店」をご存じですか? そこで扱っているのが、ビターチョコレートクッキーにビターチョコレートをコーティングした「奥渋チョコレート ハチ」です。渋谷のハチ公をかたどったというキュートな見た目とは裏腹に、サクッとした食感とほろ苦いカカオの風味が感じられる大人向けのクッキー。実はハチ公は、テオブロマ近くのエリアで暮らしていたという逸話があり、土屋公二シェフが敬意を表して、生み出したものだそう。

同じく人気なのが、「奥渋チョコレート ハチ」のイラストも手がけた、樋上公実子さんの描く動物タブレットシリーズ。トイプードルが目印の「タブレットフレーズ(イヌ)」は、ホワイトチョコレートにフリーズドライのイチゴを混ぜたイチゴチョコレート。チョコレートの甘さにイチゴの酸味と香りが感じられる、ぜいたくな一枚です。

●タブレットフレーズ(イヌ)
 価格:1,218 円
●奥渋チョコレート ハチ(4個入り)
 価格:1,086円

テオブロマ渋谷本店

東京都渋谷区富ヶ谷1-14-9
電話:03-5790-2181
営業時間 10:00~19:00(L.O.18:15)
定休日:無休(年末年始を除く)
https://www.theobroma.co.jp/

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犬や猫たちが持っている骨型のクッキーやボール型の豆なども味わいのポイント。食べるときにミックスされてさらにおいしい

愛犬家、愛猫家の心をくすぐる逸品「どうぶつクッキー」を扱っているのが、目黒区碑文谷エリア、目黒通り沿いにある「henteco森の洋菓子店」です。保存料を一切使用せず、天然素材のみで製造しているため、素朴で豊かな味わいがするのが特徴。そのディテールの細かさは感動もので、一枚一枚に愛着が湧いてきます。

少人数の職人さんによる手づくりのため、用意できるのは1日50枚程度で、6〜7種類がランダムに登場するのだそう。猫、柴犬、黒柴、フレンチブルドッグをはじめ、リスやクマ、パンダまで豊富なラインナップ。店内のカフェでは「森のくまパフェ」(1,430円)や「くまライス」(1,430円)など、心温まるメニューを楽しむことができます。

●どうぶつクッキー
 価格:462円(テイクアウト)、453円(イートイン)

henteco森の洋菓子店

東京都目黒区碑文谷4-15-17-1F
電話:03-6412-8860
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜・火曜
http://www.hen-teco.jp/

※価格は全て税込み価格です。

(文・本庄真穂/撮影・鵜川真由子)

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