【ボストン・テリア】穏やかでやさしく社交的 大きさで3タイプ 小型犬ながら運動好き

 人気犬種の特徴や性格、しつけ、お手入れ、飼い方、健康上の注意などを解説する犬種図鑑。今回は、知らない人にも寛容で社交的、活発な犬「ボストン・テリア」です。(出典:学研プラス「まるごとわかる犬種大図鑑」、若山正之獣医師監修)

穏やかで誰にでもなつっこい小型犬、ボストンテリア

ボストン・テリアは暑さに弱いので室内飼育、夏の散歩は注意を

 気性が荒いテリア犬種ですが、攻撃性を抑えるように改良されているため、穏やかでやさしい性格をしています。知らない人にも寛容な姿勢で接する社交性の高い犬なので番犬には向きません。

 体重によってライト、ミドル、ヘビーの3つに区別されますが、日本では厳密にタイプ分けされません。愛犬のタイプを知りたいときは、血統書を確認してみましょう。

活発で友好的な犬、ボストン・テリア

 マズルが短い犬特有の、暑さへの耐性のなさは、この犬にも当てはまります。夏場の温度管理は徹底的に。ムダ吠えが少ないので、室内で飼育し、エアコンで快適な環境を作ってあげましょう。

 小型犬ですが活発な気質なので、1日2回、各30分ほど散歩に行きましょう。夏場は朝夕の涼しい時間に出かけ、定期的に水分補給を。お手入れは短毛なので簡単。日々のケアは、固くしぼった布で全身を拭くだけで構いません。

 1週間に1度くらいブラッシングをして、抜け毛を取り除いてあげましょう。

平らな顔が特徴の小型犬ボストン・テリア

ボストン・テリアの成犬の大きさ

  • 原産国 アメリカ
  • 体高 28~43cm
  • 体重 6.8~11.35kg

ボストン・テリアの5段階評価

  • 飼いやすさ ★★★★
  • 必要な運動量 ★★★★
  • トレーニングのしやすさ ★★★
  • 寒さに強い ★★
  • 状況判断力 ★★★★

立ち耳と毛色が特徴的な小型犬ボストン・テリア

ボストン・テリアのルーツはブルドックとテリアの交配種

 1870年代に作出された、比較的新しい犬種です。アメリカのボストン周辺で、ブルドッグとブル・テリアなどを交配させた犬が祖先です。当初はボストン・ブルという名前の大型の闘犬でした。絶滅したイングリッシュ・ホワイト・テリアの血も入っていると言われています。

ボストン・テリアはしつけの覚えは良いが、繊細な面も

 聡明でもの覚えがよいため、訓練にしっかりついてきます。一方で、繊細で傷つきやすいところがあるので、失敗しても厳しく叱ることは避けましょう。また、独立心も強いので、甘やかすと飼い主の言うことを聞かなくなることも。毅然とした態度でしつけましょう。

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「まるごとわかる犬種大図鑑」
監修:若山正之/写真:藤原尚太郎
発行:学研プラス
判型:A5、242ページ
定価:1500円+税
監修:若山正之
獣医師。若山動物病院(千葉県佐倉市)院長。犬や猫のヘルススパンを延ばす的確な診断とアドバイスに定評があり、寝たきりや認知症になった犬の介護などに、独自のノウハウを持つ。

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