【ブルドッグ】しわくちゃの顔でコロコロと愛嬌のある中型犬 やさしく温和で室内飼い向き

 人気犬種の特徴や性格、しつけ、お手入れ、飼い方、健康上の注意などを解説する犬種図鑑。今回は、がっしりした体に、愛嬌のあるしわくちゃな顔の中型犬「ブルドッグ」です。(出典:学研プラス「まるごとわかる犬種大図鑑」、若山正之獣医師監修)

愛嬌のある顔つきと体形で人気の犬、ブルドッグ

ブルドッグは手入れ簡単、暑さ寒さは苦手 先天的な不安も

 祖先は雄牛と闘う獰猛な犬でしたが、改良が重ねられ、現在はやさしく温和な性格の犬に変わりました。大きな頭から胸にかけて皮膚がたるみ、深いしわが刻まれています。全身が筋肉に覆われていて、コロコロとした愛嬌のある印象を与えてくれます。

 子どもにやさしく、ムダ吠えも少ないので、集合住宅を含む屋内での飼育に最適。被毛が短いため、お手入れの手間はかかりません。固くしぼった布で顔のしわを中心に拭くくらいでよいでしょう。

ブルドッグは遊びも大好き

 また、運動量も少なく、朝夕各15分程度の散歩で十分。ただし、暑さや寒さに弱いので外出時は注意しましょう。

 手間がかからない犬ですが、独特の体型を原因とする健康面の不安を抱えています。まずは、大きな頭のわりに骨盤が狭く、出産のときは帝王切開がほとんどになること。また、肥満ぎみなので足腰を痛めやすい傾向もあります。そのため、今後はスマートな体型に改良しようとする動きがあるようです。

迫力のブルドッグ

ブルドッグの成犬の大きさ

  • 原産国 イギリス
  • 体高 31~36cm
  • 体重 22.7~25kg

ブルドッグの5段階評価

  • 飼いやすさ ★★★
  • 必要な運動量 ★★
  • トレーニングのしやすさ ★★
  • 寒さに強い ★★
  • 状況判断力 ★★

この顔つきがブルドッグの魅力

ブルドッグのルーツは牛と戦う獰猛な犬だった

「ブル・ベイティング」という、犬と牛が闘う競技に使われていた犬です。その残酷な競技性が問題となり、1835年に法律で禁止されると役割を失い、一時絶滅の危機に瀕しましたが、その後、凶暴性を抑える改良が行われ、家庭犬として普及するようになりました。

なんとも愛嬌のある顔の犬、ブルドッグ

ブルドッグは指示を理解するのに時間必要、辛抱強くしつけを

利口な犬ですが、やや頑固な一面があります。また、状況判断が苦手なので、指示を理解するまで時間がかかることがあります。犬が納得して自発的に動き出せるように、一貫した指示を粘り強く出し続けましょう。太り過ぎを防ぐため、食事のトレーニングも忘れずに。

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「まるごとわかる犬種大図鑑」
監修:若山正之/写真:藤原尚太郎
発行:学研プラス
判型:A5、242ページ
定価:1500円+税
監修:若山正之
獣医師。若山動物病院(千葉県佐倉市)院長。犬や猫のヘルススパンを延ばす的確な診断とアドバイスに定評があり、寝たきりや認知症になった犬の介護などに、独自のノウハウを持つ。

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