イヌ・ネコの健康医療相談

相談・獣医師回答・コメント

黒井からす(質問主)


犬アイコン 犬 10歳 メス 雑種

体重:11.8kg

飼育歴:7年1ヶ月

居住地:埼玉県さいたま市南区

飼育環境:室内

4月下旬の血液検査(3年ぶりの健康診断)でBUN値37クレアチニン2.0(蛋白尿ナシ、比重は0.010)で、ベラプロスト1日2錠を2回、腎臓ケアの療法食を開始しました。その後5月7日に検査するとBUN値19クレアチニン1.8、6月3日にはそれぞれ16と1.6になっていましたので、ベラプロスト1日2錠1回になりました。(クレアチニン値は若い頃から高めで、常に1.5か1.6くらいです)
お尋ねしたいのは、腎臓の検査値がそれほど悪くなければタンパク質の制限に神経質になることはない、と聞いたことがあります。かかりつけの獣医師は、腎臓が悪いときはとにかくタンパク質の制限を、と言っています。先日獣医師に“今からずっとタンパク質の制限を続けると筋肉量が落ちたりしませんか“と質問すると、“それはないでしょう“とのことでした。それでもやはり心配で、10歳なのでこのままもし筋肉が落ちてしまうようなことがあれば足の衰えなどが出るのではないかと気にしています。犬自身は現在とても元気でたくさん散歩をして食欲もあります。よろしくお願いします。

日時2020-06-04 10:31:47

専門の獣医師からの回答

安定時クレアチニン1.6であればCKDステージ2になります。CKDステージ2では腎不全用の処方食給餌が推奨されます。これはCKDステージ2以上では腎不全用の食事を給餌することによって生存期間が延長することが証明されているからです。では腎不全用の処方食の成分の内、低たんぱくが効果的なのか、低りんが効果的なのか、その他の成分なのかはわかっていません。よってCKDステージ2以上であれば腎不全用の食事が推奨されますが、これはヒトの場合でもそうですが、低たんぱく食にすることによって痩せてきたり、筋肉が落ちてきて歩行困難になったりする、これをサルコペニアといいますが、これになることもまた別の意味から生命予後が悪くなるといわれています。よって腎不全用の処方食を続けることは大事ですが、それによってあまりにも痩せてきたり、筋肉量が減ってくるようであれば要相談になると思います。

日時2020-06-05 19:57:18

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